「ソーイング・ビー」(Sewing Bee)は、イギリスの「裁縫コンテスト」番組です。
ヒット番組がシリーズ化して、日本語編集版の「ソーイング・ビー2」が、放送されました。
このブログでは、見どころと審査のポイントを紹介します。
これからのシリーズ





「ソーイング・ビー2」が面白い
NHK Eテレで放映された「ソーイング・ビー2」は、なかなか面白いです。
「ソーイング・ビー」(Sewing Bee)は、イギリスのBBC制作の「裁縫コンテスト」番組です。
アマチュアの裁縫家が、番組に応募して、選ばれた人たちが、各回の課題に合わせて、洋服を作ります。
制限時間があるので、素早くデザインや生地を決め、丁寧に縫っていかなければなりません。
辛口審査を経て、10人ほどのメンバーが少しずつ、脱落していきます。
最終審査に残るのは、3人で、シーズンの終わりには、優勝者が決まります。
皆、仲良く、得意の裁縫を楽しみながらも、残りたいという一心で、必死です。

「ソーイング・ビー」番組の歴史
「ソーイング・ビー」は、2013年スタートの裁縫コンテスト番組で、本国、イギリスでは、第6シーズンまで、制作されています。
ヒットしたため、続編ができるというスタイルで、翻訳バージョンが、世界で放映されています。
日本では、「ソーイング・ビー」として、第1シーズンと第2シーズンが、放映されました。
「ソーイング・ビー2」は、第3シーズンと第4シーズンを、短く編集した形で、放映しています。
吹き替えバージョンは、かなり短縮されているので、各出演者のお裁縫の細かい部分や、出演者同士の交流などは、カットされているようです。
その分、テンポよく進むので、作品の出来栄えと、審査員のコメントに集中できます。
短時間に編集されているため、飽きずに、作品の重要ポイントを見れます。
出場者はアマチュア裁縫家
出演者は、アマチュアの裁縫家です。
予選を勝ち抜いて、腕自慢の裁縫家が、腕試しにやってきました。
裁縫歴は、数年から、数十年と様々で、年齢・性別・家庭環境・職業も、色々です。
裁縫バトルとはいえ、裁縫の愛好家たちなので、隣の人と競うというより、自分の力を出し切った人たちが残れる、というようになっています。
ただし、裁縫歴が長くとも、良い作品ができない場合があります。
それは、課題が、普通のパンツやスカートやワンピースだけではなく、レギンス、ローブ、スポーツウェアなど、幅広いからです。
腕自慢の裁縫家でも、ランジェリーやスポーツウェアなどを作ったことのない人は、沢山います。
ましてや、リメイクとなると、アイデア面が、重要になります。
また、素材に関しても、選び方を間違えると、縫いにくかったり、時間がかかったりします。
「制限時間内に終わらせる」という、プレッシャーに勝った人が、上位にいけます。
「ソーイング・ビー」の見どころ 審査のポイント
「ソーイング・ビー」の見どころは、バックグランドの違う、アマチュアたちが競うところです。
歌なら、のど自慢番組がありますが、「裁縫」というのは、新しい試みです。
審査されるポイントを、以下に記載します。
・・デザインのよさ
・・縫製の丁寧さ
・・生地の選び方
・・裁断(柄合わせ)
・・色合いや縫い方の工夫
・・実用性
・・フィット感
・・制限時間内の完成度
審査のポイントを踏まえながら、テイストの違った作品を、上手に作るのは、至難の技です。
各回の課題を、上位成績で乗り越えて、全体を通して、最終審査に残った人が、優勝できます。
出演者同士は、必死になりながらも、ぎすぎすした感じにはならずに、作品を仕上げます。
自分の作品が、審査員に、アレコレ言われているときの顔は、「渋い顔」ですが、ほめられたときは、「満面の笑み」です。
作品の作り方や出来栄えを見たりするのも面白いですが、出場者が、一喜一憂するところも、見どころのひとつです。
最初に「Sewing Bee」というタイトルを聞いたとき、「一生懸命お裁縫をしている、ミツバチさん」を想像して、よいタイトルだと思いました。
「Sewing Bee」とは、第二次世界大戦中、兵士のために、服を縫っていた女性たちのことだそうです。

いよいよ決勝戦 優勝は誰の手に?
ソーイング・ビー2は、いよいよ決勝戦になりました。
勝ち残ったのは、シャーロット、ジョイス、ジェイドの3人です。
3人は、それぞれ個性派で、経験値も違います。
型紙、リメイク、モデルに合わせた服など、各分野で、1位を取ってきました。
お題によって、得意・不得意も分かれるようなので、優勝のチャンスは、誰にでもあります。
シャーロット
博士号を持つ、頭脳明晰な女性で、正確さと几帳面さがあります。
リメイクで最優秀作品に選ばれたこともあり、デザイン力にも優れています。
ジョイス
裁縫歴60年のベテラン。
豊富な経験を生かして、様々な作品に挑戦し、一定レベルをキープして、上位進出しました。
ジェイド
裁縫歴4年の若いジョイスは、経験値は浅いけれど、吸収力はすばらしです。
正確な縫製と、大胆なデザイン力で、決勝戦に残りました。

ソーイング・ビー・2の優勝者と評価
ソーイング・ビー・2の決勝戦は、イブニングドレス対決でした。
決勝に残った3人は、それぞれ、個性的なドレスを作ります。
しかし、3人とも縫製などにミスがあり、一目で、優秀作品とわかるものがありませんでした。
決勝の他の種目、紳士用ドレスシャツやリメイク作品も、あらためて検討され、評価されました。
その結果、優勝は、シャーロットに決定しました。
シャーロットは、リメイク作品でデザイン力をつけ、大会期間中に、大きな進歩を遂げました。
生地の選定や扱い方、縫製の丁寧さが評価され、今回の優勝となりました。
決勝戦では、一人だけ突出した人がいなかったため、総合的に判断されたようです。

まとめ
「ソーイング・ビー2」は、アマチュア裁縫家が、むずかしいお題に挑戦する、裁縫コンテスト番組です。
お裁縫や手芸に、親しんだことのある人は楽しめますし、これから、挑戦したいという人たちにも、お勧めの番組です。
アマチュアが出場するコンテスト番組としても、面白いです。
栄えある優勝者は、シャーロットになりました。
これからのシリーズ





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