NHK Eテレで放送中の「ソーイングビー3」は、イギリスの裁縫コンテスト番組です。
裁縫歴の違う、個性あふれる出場メンバーが、むずかしい課題に挑戦します。
司会者変更後も、パトリックとエズメの辛口審査は、健在です。
本ブログでは、出演メンバーの紹介と、各課題についての感想を紹介します。
ソーイングビー3 メンバー紹介
司会者
ジョー・ライセット: イギリスの人気コメディアン
日本語版「ソーイングビー3」から、新司会者に!
メンバーな話しかけて盛り上げようとしますが、時には、必死のメンバーに無視されることも。
審査員
パトリック・グラント: エンジニア出身のデザイナー、かっちりしたスーツや紳士服に精通。
生地や服を理解し、美しい服を生み出す力が大切と表現。
エズメ・ヤング: ベテランファッションデザイナーで、服飾の講師。
独創的な服を作り、映画の衣装制作も行ってきた。
世界のファッションにも詳しく、日本の着物の襟にも言及。
個性あふれる、独創的な服を生み出すことを期待している。
出演メンバー
ソーイングビー3に参加した10人のメンバーは、年齢、性別、出身地、人種など様々です。
番組では、彼らのバックグランドや職業、インタビューを紹介します。
以下の最初の番号は、型紙の課題、2番目はリメイクの順位です。
婦人服の順位 型紙-リメイク
1-10 ジュリエット: ロンドンの小学校教師。オールインワンで優秀作品に選ばれる。生地の配置とモデルのフィット感が高評価。
2-6 ベン: 大学の博士課程で、獣医学を専攻中。
3-1 ジェン: 元弁護士で、現在は趣味に没頭。
4-3 シーラ: 社会福祉の仕事していて、ソーイングは9歳から。
5-7 トム: 19歳のときから母親の服を縫っている。むずかしい柄合わせに挑み、縫製の失敗などで残念ながら、一番初めに脱落。
6-9 メルセデス: 元陸軍勤務、爆弾処理班で働いていた。縫製の失敗などで最初に脱落しそうだった。
7-2 アレクセイ: 航空宇宙のエンジニア。ソーイング歴2年。多発性硬化症をわずらっている。
8-8 リカルド: イタリア出身のマルチメディアプロデューサー。ロンドンでソーイングを始める。オールインワンの型紙の自作とフィット感をほめられる。
9-4 ジャネット: 洋品店を経営していた70歳。ソーイングは9歳から。テーマを決めたオールインワンで高評価。
10-5 リア: 建築事務所に勤めながら、自分の服を縫っている。オールインワンでばん回。
子供服の順位 型紙の課題
子供服の型紙の課題は、3種類のストレッチ素材を生かし、上手に縫えているかがポイントです。
また、扱いのむずかしいオーバーロックミシンという、カッター付きミシンで、端を上手く処理しなければなりません。
1 ジャネット: 子供服とストレッチ素材に慣れていて、縫製も柄合わせも満点。
2 ジェン: ステッチや縫製がよい出来。
3 メルセデス: 上手く縫えている。
4 リア: ストレッチ素材の経験あり、カッターで裁断。
5 ジュリエット: フードのミスを指摘される。
6 リカルド: フードが難あり。
7 アレクセイ: 子供服の色の選択をミス。(袖口が白)
8 シーラ: 弾力のある生地を選んで、仕上げに失敗。
9 ベン: オーバーロックミシンを使うという指示に従わず、最下位。
裁縫課題の感想 2日間で3つの課題
ソーイングビー3の、10人のメンバーは、2日間で、3つの課題に挑戦します。
「型紙の課題」と「リメイク」で、順位が発表され、「モデルにフィットした服」の審査後、優秀作品が発表されます。
3つの課題終了後、1名が脱落、ソーイングルームを去ります。
参加メンバーは1人づつ減っていき、決勝戦に残るのは、3人です。
型紙の課題
型紙の課題では、まず、出場メンバーに型紙が渡されます。
作り方や生地の説明をされ、各自、指示を読んで、その通りに作成しなければなりません。
各課題では、生地選びが大切になりますが、型紙の課題では、生地を指定されることも多いです。
生地は、コットンやストレッチ素材など様々で、縫製に影響を与えます。
参加者は、型紙の構造を理解し、「指示」を正確に読んで、「フィットする服」を作ります。
柄合わせは、裁断が重要になり、縫製では「ファスナーが見えない」などの注意が必要です。
全体の完成度と細かい縫製が審査されます。
制限時間内に仕上げることも重要です。時間が足らず、完成しないと減点されます。
リメイク
リメイクは、あらかじめ用意された服を、指定された新たなデザインに作り変えます。
元々の服のパーツを、どう置き換えるかが重要で、大胆に作り変えることが期待されます。
「デザイン力」が問われ、「ちゃんと着れる服」になっているかどうかが、審査のポイントです。
服地を生かした、大胆なデザインで、且つ、実用性も要求されます。
モデルにフィットした服
3つの課題の最後は、モデルにフィットした服です。
型紙とリメイクは、作品をマネキンに着せますが、モデルを利用した服は、生身のモデルがいるため、そのモデルにフィットさせなければなりません。
立体裁断のような技術も必要です。
普段、自分の服だけを作っているメンバーの中には、フィットさせるのが不得意な人もいます。
裁断、縫製、フィット感、総合力が試されるという感想を持ちます。
まとめ
ソーイングビー3のメンバーは、年齢、性別、出身、人種などが様々です。
裁縫歴の違う、個性あふれる人たちが、裁縫コンテストで、実力を出せるのかが見ものです。
本シーズンからは、司会者も変わり、新たなる面白さが追加されました。
パトリックとエズメの辛口審査は、相変わらずで、アマチュア裁縫家の参考になります。
2021年4月~ NHK Eテレで放送中。

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