映画「リスペクト」あらすじと感想 アレサフランクリンの伝記

映画/ドラマ

映画「リスペクト」はアレサ・フランクリンの伝記映画です。

アレサは、歌の才能を持って生まれましたが、歌手として売れなかった時代がありました。

父親との確執、暴力的な夫など、ソウルの女王となっても、波乱万丈の人生が続きました。

「リスペクト」はアレサのヒット曲を聴きながら、彼女の人生の軌跡を追う映画です。

 

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「リスペクト」あらすじ

「クイーン・オブ・ソウル」と言われた、アレサ・フランクリンは、デトロイトで育ちました。

父は、教会で説教する名士でしたが、シンガーの母とは離婚。幼いアレサは、心に傷を負います。

少女時代から歌の才能を見出されたアレサは、レコードデビューを果たしますが、オリジナリティがなく、売れない時期が数年続きました。

ヒットを求めて、新たなるプロデュサーの元、自作の曲とアレンジで、快進撃が始まります。

オリジナリティのあるサウンドと、姉妹のバックアップボーカルに乗せて歌うアレサの歌唱は、人々を熱狂させます。

しかし、少女時代に母と別れ、若くして子供を産み、父親に束縛された、アレサの心の傷は、時が経っても癒えませんでした。

また、暴力的な夫の支配は、アレサが大歌手になっても続きました。

 

映画の感想

 

映画「リスペクト」は、そのタイトル通り、自分を尊重することがテーマになっています。

心が弱くなり、人につけ入れられるようなことがあっても、自分を大切にし、人にも自分をリスペクトさせる必要性を説きます。

1960年代は、アフリカ系の人々にとって、あからさまな差別もあり、むずかしい時代でした。

非暴力の公民権運動を起こしたキング牧師と親交のあったアレサは、自身も公民権運動を支持し、キング牧師にも協力していました。

 

アレサ・フランクリンは、60年代中盤から、ヒットを連発し、世界的なソウルシンガーになりました。

しかし、公私ともに、様々に問題が起き、その苦悩は続きます。

その中で、自分のルーツを探り、神の愛を歌うゴスペルアルバムを作ったアレサは、人々を魅了します。

 

 

この映画の見どころは、アレサフランクリン生い立ちや、伝記の部分と共に、ヒット曲が生まれるまでのエピソードが綴られていることです。

また、アレサの曲を歌う、主演のジェニファー・ハドソンの演技も、歌もよいです。

しかし、誰が歌っても、一回一回、歌い方の違う個性的なアレサの歌唱は、真似できません。

クイーン・オブ・ソウルと言われたアレサ・フランクリンは、唯一無二の存在でした。

 

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