2018年、アメリカ公開の映画「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」を観ました。
(原題 I Can Only Imagine)
クリスチャンソングとしてヒットした、Mercy Meの曲「I Can Only Imagine」の誕生秘話を、描いた映画です。
「アイキャンオンリーイマジン」あらすじ
田舎町に住む少年バート・ミラードは、ある日、母に連れられて、子供キャンプに参加します。
友達もできて、楽しい1週間を過ごします。しかし、家に帰ると、母親の姿は、ありませんでした。
母親は、支配的で暴力的な父にがまんできず、とうとう、家を出たのでした。
母親がいなくなった家は、最悪の状態になります。バートは、父親の暴力を受け、自尊心も傷つけられますが、子供ゆえに、どうすることもできません。
父を喜ばせるため、バートは高校で、アメフトをやりますが、怪我で断念。
その後、合唱部に入ったのをきっかけに、歌の世界に入ります。
バートは、高校卒業後、実家を出て、バンドのボーカルとして、ツアーに参加しますが、芽が出ません。
バートに心の問題があると見抜いたマネジャーは、彼をさとし、バートは、故郷の父に会いにいきます。
そして、バートは、父親の余命を知り、心のわだかまりを溶かしていきます。
I Can Only Imagine 曲の誕生秘話
モンスターだった父を赦すのは、簡単なことではありませんでした。
しかし、神を信じることにより、双方が変わっていきます。
そして、父への思いを歌にした曲ができます。
あっという間にできた曲に思えますが、実際には、子供の頃の苦労や、ふたたび愛せるようになった心境の変化、長い過去を凝縮した思いが、歌につづられています。
「I Can Only Imagine」は、2001年に、クリスチャンソングとしてリリースされ、ヒットしました。
映画でも描かれているバンド、マーシーミー(Mercy Me)は、クリスチャンソングを歌うロックバンドです。
日本では、なじみがないですが、アメリカには、クリスチャンソングの歌手がいます。
ロックバンドという形式を取りながら、讃美歌のような内容を歌うバンドがいるのです。
シングルのリリースから、十数年後に、リードボーカル兼作曲家のバート・ミラードの半生が映画化されました。
この映画は、アメリカで、大ヒットし、曲も新ためてヒットしました。
日本では、2020年に公開です。
主演: J・マイケル・フィンレイ
助演: デニス・クエイド
I Can Only Imagine. The Movie Session
明日へつなぐ歌とは
この映画は、家族との問題を抱えている人の心をゆさぶります。
人間関係で悩んだり、子供の頃に、自尊心を傷つけられたり、暴力を振るわれないまでも、辛い目にあった人は、沢山いるはずです。
日本人には、わかりずらい、宗教的な面もありますが、映画は、親子の心のわだかまりを説くヒントをくれます。
そして、歌は、心の支えになる、ということが語られています。
音楽がとてもよいので、人と人をつなぐ音楽の映画として、観るのもよいと思います。
ユニバーサルミュージック I Can Only Imagine
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