映画「ボヘミアンラプソディー」を公開当初以来、映画館等で、3回観ました。
1970年代を知る音楽ファンには、なつかしさと共に、様々な思いがこみ上げます。
バンドとしてのクイーン歩みと、フレディの人生を振り返るにも、よい映画です。
あらすじと感想を紹介します。
映画 ボヘミアンラプソディー あらすじ
映画「ボヘミアンラプソディー」Bohemian Rhapsody は、1970年代に一世を風靡したロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーの半生を描いた映画です。
ブライアン・メイとロジャー・テイラーが在籍していたローカルバンドのボーカルが抜けたあと、フレディがバンドに加入し「クイーン」と改名し、快進撃が始まります。
天性の歌声を持つフレディと、演奏力の高い、ブライアン、ロジャー、ジョン・ディーコンは、大物プロデューサーの目に止まり、メジャーデビューを果たします。
「キラークイーン」のヒットで、バンドは人気になりますが、同じ路線でヒットを期待するロデューサーとは異なり、バンドは、オリジナリティの高い音楽で、勝負しようとします。
出来たのはオペラの要素を加えた楽曲「ボヘミアンラプソディ」
当時、長すぎてラジオではかからないと言われた「ボヘミアンラプソディ」ですが、壮大な曲調と美しいハーモニーで、クイーンの代表曲になります。
クイーンは、世界ツアーとヒット曲で、トップバンドとなりますが、80年代になると、バンド内の亀裂と共に、人気にも陰りがでます。
映画では、1985年のライブエイド出演で、復活を遂げるまでのストーリーが描かれています。
フレディは、同性愛者で、エイズのため、若くして亡くなりますが、バンドとしても、個人的にも紆余曲折あった人生が、映画に凝縮されています。
ボヘミアンラプソディ 感想
映画「ボヘミアンラプソディ」は、1970年代から80年代にかけて洋楽を聞いていた人たちに、あらためて、クイーンのよさを思い出させます。
当時、若かった人たちは、ファンでなくても、クイーン楽曲の中に、好きな曲がありました。
映画を観て、70年代ファッションと共に、当時を思い出すはずです。
また、この映画で、クイーンは、新たなる若いファン層もつかみました。
映画では、バンド内の亀裂が描かれていますが、クイーンはファミリーだということが、協調されています。
だからこそ、音楽的な衝突もあるし、ケンカもするけれど、クリエイティブな活動ができます。
活動を再開するまでに、フレディの身勝手な行動もありましたが、ライブエイド出演をきっかけに、バンドとしても、人間としても復活を遂げました。
映画は、有名人の孤独や、同性愛、エイズに関しても描かれているため、興味深く観ることができます。
感想 まとめ
映画「ボヘミアンラプソディ」は、なつかしの音楽映画として見ても楽しいし、フレディの人生の軌跡として見るのもよいです。
ヒット曲の誕生秘話が、興味深く描かれ、バンドの結束や音楽性を再認識します。
当時を思い出し、映画に使われていなかった曲も、聞きたくなります。
フレディの死後もブライアンとロジャーは、クイーンとして、音楽活動を続けているので、心底、演奏が好きなのでしょう。
たとえバンドやメンバーがいなくなっても、音楽は生きています。
フレディの作った名曲は、残り続けます。
ロックバンドは、粗野なイメージがありますが、ライブエイドの出演を決める、メンバーの話し合いでの丁寧な英語は、彼らの上品さを象徴しています。
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