キューバ旅行を終えて、体験したことや感想を書いたブログです。
キューバは、ヨーロッパ系移民やアフリカ系の人々など、人種の入り混じった国家です。
アメリカの経済封鎖の影響を受けて、今も年代物のクラシックカーが走り、世界情勢の情報にも乏しいです。(2019年現在)
閉鎖された社会の中で、多くの人々は、助け合い、明るく生きようとしています。
東洋人(日本人)観光客が少ない状況で、色々考えさせられることがありました。
ハバナ空港に到着して入国
空港での両替と送迎車
キューバのハバナへは、日本から、メキシコシティの経由便で、夜間に到着しました。
必要書類はそろっていたので、スムーズに入国できました。
夜ということで、民泊に、お迎えを頼んでおきました。
外に出ると、お迎えのタクシーのお兄さんが、ボードを持って立っていました。
お兄さんに言われて、空港の外の両替所で、両替してから、車に行きました。
夜間は、外の両替所しか空いていないので、必要金額を両替しておきましょう。
空港では、日本円の両替が可能なので、2万円をクック(CUC)に、両替しました。
両替所の外でたむろっている人たちは、タクシーの客引きなので、送迎付きの人は、ついていかないように!
お迎えの人の顔は、覚えておいてください。
民泊の送迎タクシーは家族同伴
カサ(民泊)は、ホテルのブッキングサイトから予約し、夜間到着のため、同時に送迎タクシーも頼んでおきました。
予約した送迎タクシーは、普通車で、運転手のお兄さんの彼女(または奥さん)らしき人が、助手席に座っていました。二人は、終始、楽しそうに、おしゃべりしていました。
タクシーに、家族をつれてくるのは、中南米ではよくあることです。私は、なんとも思いませんでしたが、初めての人は、びっくりするかもしれません。
近距離で、30CUCのタクシー代は、民泊の1泊より高いです。観光客料金だけど、夜間なので、安全性重視で予約しました。
民泊に到着、オーナーがお出迎え
カサ(民泊)に到着すると、カサの奥さんと息子さんが、出迎えてくれました。
部屋は、ビルの3階くらいで、窓はあるけど、壁しか見えないです。
そのカサは、旧市街に近いという立地で選びました。
プライベートシャワー付きなので、私には、十分でした。
水道水を沸かして、冷やした水が冷蔵庫にあるので、自由に飲んでよいということでした。
家族の台所の脇に部屋があるので、ちょっと気を使いまが、鍵をくれるので、夜間の外出もできます。
近くのお店で、ボトルの水を売ってもらえなかったので、オーナーに頼んで買ってもらいました。
ハバナの街歩き 感想
二重通貨、支払いで混乱
ハバナ旧市街を歩き始め、お店の料金表を見ると、観光客向けの店は、クック(CUC)表示です。
現地の人たちが並んでいるようなお店は現地通貨、ペソキューバノ(CUP)表示です。
空港では、現地通貨(CUP)には両替はしてくれないので、どうしたらよいのかよくわかりませんでした。
外国人が、地元住民専用のお店で、買い物をしようとすると、かなり嫌な顔をされ、拒否されることもあります。売りたくないのか、東洋人だからかなのか、よくわかりません。
観光客を相手にしている店なら、クックで払って、ペソでお釣りをくれます。
二重通貨制は、わかりずらいものです。
外国人用通貨を作って、現地通貨の25倍の料金を払わせるのも、どうかと思います。
ライブ演奏、バンドへのチップ
観光1日目は、ハバナの海沿いをブラブラ散策してから、旧市街へ行き、昼食を取りました。
旧市街には、レストランが多く、専属バンドが演奏しています。
ライブ演奏は、1回、20~30分くらいで、毎回、チップを集めにきます。バンドの稼ぎは、チップのみなので、生活がかかっているというわけです。
ライブバンドの歌や演奏は、とても上手く、音楽を楽しめます。彼らは、夜、ライブハウスに出ていますが、毎日仕事があるわけではないので、昼間は、レストランで稼ぐことになります。
ハバナ旧市街の公園に行くと
旧市街の公園には、普通のおじさんたちが、のんびり座っています。
仕事はないのでしょうか? たぶん、働いていないです。
アジア人(東洋人)はめずらしいので、結構、ジロジロ見られます。
多少でも、言葉がわかれば、話かけてみてください。
びっくりされますが、女性には、すかさず、「歯の浮くようなお世辞」を言ってきます。
これが、ラテンの心意気。お世辞の言葉は、真に受けないように!
街には音楽が溢れている
昼間は、ハバナの市内観光をして、夜は、旧市街のライブハウス「カサ・デ・ラ・ムジカ」に行こうと思っていました。民泊も「カサ・デ・ラ・ムジカ」の近くということで選んだのですが、ライブハウスは、改装中で、ダメでした。(残念)
夕方、中央公園を散歩していると、やぐらが組まれているのを発見!
週末の夜9時頃から、無料ライブが始まりました。
ライブ前にやぐらを組んだり、音響や撮影の準備をしている人たちを見るのも、面白いです。
ライブでは、「アラゴン」などの有名バンドも参加していて、テレビ放送もあったようです。
音楽は、伝統的なソンに近いものでした。踊っているひともいましたが、一部の人たちです。
夜、11時過ぎても、まだ、盛り上がっていましたが、翌日は移動なので、民泊に帰りました。
都市間移動は、タクシーコレクティーボで
タクシーたすき渡し
ハバナに二泊して、次の観光地は、ビニャーレスです。
カサのオーナーに、タクシーコレクティーボ(乗り合いタクシー)の予約を頼んでおきました。
ビニャーレスまで、一人、20CUC。
距離を考えると、ハバナ市内の個人タクシーよりは、だいぶ安いです。
普通車で、4人乗せるので、乗り合いタクシーは、結構な稼ぎになります。
タクシードライバーは、ハバナとビニャーレスを、1日一回、往復します。
都市間移動は、すべてそうですが、1日で往復できる距離を各ドライバーさんが担当し、長距離になると、移動区間ごとに、たすきを渡す感じで、連携していきます。
ビニャーレスから、トリニダーの場合は、ハバナまで、一人の運転手が担当し、ハバナからは、別の人に変えて、トリニダーに行くようになります。
経済封鎖で車が輸入できない
タクシーは、普通車と黄色のタクシーがあります。
アメリカから車が輸入できないので、ぼろい車でも、かなり高額で売買されるとのことです。
普通車より、黄色の車体のタクシーのほうが、高額です。
外国人には、クラシックカーがもてはやされますが、これも、車が輸入できないため、古い車を何十年も使用しているということにほかなりません。
ハバナ入国と街歩き 感想 まとめ
キューバのハバナは、日本でいうなら、東京のような大都会です。
大都市ハバナは、他の都市部とは違う、「無関心さ」があります。
しかし、都市と言っても、外国の情報は乏しく、まだまだ、東洋人もめずらしいです。
ハバナでは、資本主義国家との違いをチラ見しながら、観光しました。
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