キューバを、短期間で個人旅行する場合は、出発前に日本から、ホテルやカサ(民泊)をインターネット予約するのがお勧めです。初日のホテル名は、ツーリストカードに記載しなければならないので、あらかじめの予約が必須になります。
以下に、実際に行った予約方法と、宿泊したホテル・カサの紹介をします。
Booking.comでホテル予約
キューバは、資本主義の先進国とは違い、外国からのホテルのネット予約サイトは、限られています。
筆者が利用したのは、Booking.comです。
Booking.comは、通常、無断キャンセルを回避するため、クレジットカード番号を預かり、ネット予約&現地払いをしますが、キューバの場合は、ネット予約後、無料キャンセル日を過ぎると、該当クレジットカードで、自動決済されます。
ステータスは、支払い済ということになり、現地のホテルは、パソコンやスマホで、決済を確認します。印刷したバウチャーの提示を求められることは、ほとんどありませんでした。
日程に変更がない場合や、長距離バスを予約済の場合は、あらかじめホテルを予約しておくと、持参する現金も少なくて済むので、便利です。
キャンセル規定は、ホテルによって違うため確認が必要です。
カサ・パティクラルとは? ホテルとの違い
カサ・パティクラルとは、民泊のことで、地元のファミリーが、一軒家の1~3室を貸している場合と、アパートの何室かを、貸している場合があります。
ホテルと同様、ランクがあり、立地や設備によって、料金が変わります。
民泊の設備で重要なのは、エアコンや扇風機がついているか、プライベートシャワーがついているかなどです。
暑い時期は、エアコン等の設備ないと、快適に滞在できません。
また、プライベートシャワーがない場合は、ファミリーに気をつかうことになるのも考慮に入れましょう。
カサ(民泊)宿泊の際は、シャンプーなどのバスアメニティは、自分で用意しましょう。タオルは貸してくれる場合が多いです。
また、ほとんどのカサは、朝食が、別料金なので、事前に金額をチェックしておくとよいです。
低料金で宿泊できて、キューバの家庭を垣間見れるのは、貴重な体験です。
なお、ハバナに深夜に到着する場合は、カサに頼んで、お迎えのタクシーを手配するとよいです。空港から市内~旧市街は、25~30CUCかかりますが、夜は、安全重視をお勧めします。
予約の際は、Booking.comに、アカウント登録します。
キューバのホテルやカサ検索をして、予約します。送迎などは、オプションを選択しましょう。
予約のメールが現地のファミリーに、到着し、期限が来ると、クレジットカード決済されます。
必要があれば、現地から、フライトやお迎えの予約の確認メールが来ます。
Booking.com のお問い合わせフォームやメールでやり取りすることができます。
ホテルとカサ 宿泊の感想
ハバナ(La Habana) VillaDigna
VillaDignaは、旧市街(La Habana Vieja)のセントラル公園から徒歩数分のところにあります。、観光名所の多くが徒歩圏内で、大変に立地がよいです。
オーナーの奥さん「Dignaさん」ファミリーが住むアパートの内の2室を民泊にしていて、ベーシックな設備があり、問題なく過ごせます。
ハバナへの国際線の到着が夜間だったため、日本からの予約の際にお迎えを頼みました。オーナーと、到着の便名、タクシー料金(30CUC)のやり取りをして、無事到着できました。
オーナーは、ビニャーレスまでの乗り合いタクシーの予約もしてくれます。
週末の夜に、近くのセントラル公園で、野外の無料ライブを見に行けたのが最高によかったです。
部屋と門の鍵を渡されていましたが、ファミリーに迷惑になるといけないと思い、11時頃には、カサに戻りました。
ビニャーレス(Vinales) Catalina Mirando al Valle
カサ・カタリナは、ビニャーレス中心近くから、やや高台を登ったところにあります。
乗り合いタクシーで到着すると、オーナーのおばさん「Catalinaさん」が、すぐに乗馬ツアーの予約をしてくれました。
予約は、1泊だけでしたが、空きがあれば、連泊できます。私は、1泊追加して、ビニャーレス渓谷の観光をしました。
オーナーのカタリナさんは、トリニダーに移動する乗り合いタクシー(タクシーコレクティーボ)の予約をしてくれたり、観光のアドバイスをしてくれたり、色々、面倒を見てくれます。
部屋はエアコン付きで、快適でした。家の屋上からの山々の眺めも最高です。朝食(5CUC)は、山々を眺めながら、屋上でいただきました。
眺めのよい分、カサへの往復に登り坂があるので、坂道が無理な方には、お勧めしません。
年配のおばさんがひとりでやっているので、閉めているいるときもありますが、近くに民泊が沢山あるので、予約なしで到着しても、宿泊施設を見つけることができます。
トリニダー(Trinidad) Hostal RosaHelena
オスタル・ロサヘレナは、2019年にBooking.comの予約を開始したカサです。
オーナーの「Helenaさん宅」の2階、2部屋を貸し出しています。
観光の中心部、マヨール広場に、徒歩数分で、近くに旅行会社やレストランもあります。
立地がよいため、夕食後、音楽ライブに行くのにも最適です。
オスタルというだけあって、シャワーや室内設備にも問題なく、快適にすごせます。
Viazulのバスターミナルにも徒歩圏内、カサでは、予約サービスをしていないので、ツアーやバスの予約は自分でします。
カマグエイ(Camaguey) Casa Maria y David
カサ・マリア・イ・ダビドは、街の中心近くにある立地のよいカサです。
長距離バスターミナルからは、やや距離があり、大通りをはずれた、ちょっとわかりずらい位置にあります。その分静かといえましょう。
部屋のエアコンのノイズが大きいため、ファンを回していました。
シャワールームの床が滑りやすいので、要注意です。
オーナーからは、レストランやタクシーなどを勧められますが、断ってもOKです。
オーナーは自分の知り合いを紹介したり、コミッションをもらえるレストランを紹介したりします。自分で納得いくものを、選択しましょう。
サンティアゴデクーバ(Santiago de Cuba) Hostal Omaris y Cesar
オスタル・オマリス・イ・セサールは、観光に便利な立地にあります。
家には中庭があり、近くに、公園、レストラン、ライブハウスが沢山あります。
貸し出している部屋は、2室で、オーナーは、民泊の他にも、色々なファミリービジネスをやっているようです。
部屋のエアコンは、音が大きいので、扇風機を使用していました。夜行バスで移動の場合は、荷物を預かってくれます。
バラデロ(Varadero) Starfish Cuatro Palmas Adults Only
スターフィッシュ・クアトロ・パルマスは、ダウンタウンに近い、大人のみのオールインクルーシブホテルです。
メインストリートに面していて、Viazulのバス停にも、割と近いです。
3食のビュフェの食事とドリンクが料金に含まれています。(自分の水筒に、お酒をリフィルしてもらう場合は、別途、料金がかかります。)
スターフィッシュ・クアトロ・パルマスでは、プライベートビーチでくつろぐもよし、プールを含めた、各種アクティビティに参加するのもよしです。夜は、ダンスショー、手品ショー、音楽のライブ演奏もあります。
オールインクルーシブホテルは、すべて料金に含まれているので、お金を気にせず楽しめます。
だだし、予約の必要なレストランもあるので、わからないことは、フロントに聞いてみましょう。
コンシェルジュでは、ハバナ~バラデロ間を往復している、乗り合いバスの予約もしてくれます。
まとめ
キューバを短期間で個人旅行する場合は、ホテルをインターネットで、事前予約することをお勧めします。
キューバは、おおむね治安がよいですが、ホテルの立地と安全を考え、効率よく、旅することも大切です。
カサ(民泊)はスペイン語のみの対応で、英語が通じないことも多いです。あらかじめの予約があれば、スムーズに宿泊することができます。
また、所持金を少なくすることもできます。
もちろん、時間があれば、行きあたりばったりのバックパッカー旅も、楽しいです。
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