キューバを個人で、周遊する場合の移動手段は、どのようなものがあるのでしょうか。
長距離移動には、ビアスールの長距離バス、近距離および中距離には、乗り合いタクシーが、おすすめです。
以下、筆者が体験した、陸路移動のモデルコースを元に解説します。
キューバ移動 周遊モデルコース
以下が、長距離バスと乗り合いタクシーで、キューバ国内を移動したコースです。
ハバナ(La Habana) |
ビニャーレス(Vinales) |
トリニダー(Trinidad) |
カマグエイ(Camaguey) |
サンティアゴデクーバ(Santiago de Cuba) |
バラデロ(Varadero) |
キューバへの日本からの往復便は、ハバナに到着します。
まず、ハバナを観光し、その後、中都市を回り、最後に、リゾート地のバラデロに行きました。
時間に余裕がない場合は、カマグエイとサンティアゴを省略するか、空路の移動をお勧めします。
ただし、空路の場合、遅れや欠航があると、個人で対応することがむずかしいため、陸路移動を選択しました。
乗り合いタクシー:タクシーコレクティーボ
乗り合いタクシー(タクシーコレクティーボ)は、都市間を移動する長距離タクシーです。
通常は、普通車を4人でシェアします。
以下の中距離ルートは、乗り合いタクシーを利用しました。
ハバナ(La Habana) ⇒ ビニャーレス(Vinales) 20CUC
ビニャーレス(Vinales) ⇒ トリニダー(Trinidad) 40CUC
(料金は、2019年現在)
乗り合いタクシーのメリット・デメリット
1、ホテルやカサ(民泊)で予約ができ、確実に迎えに来てくれる。万が一、タクシーが時間に来ないときは、宿泊先に相談できます。
2、お迎えに来てくれるため、荷物を運ばなくてよいし、長距離バスターミナルまでのタクシー代が節約できます。特に、ハバナの旧市街から、長距離バスターミナルまでは、距離があるため、乗り合いタクシーのピックアップは、大変便利です。
3、到着地のホテルや民泊まで、送ってくれます。不案内な街で、うろうろせずに済むし、ホテルの予約がない場合は、タクシーの運転手に相談することもできます。運転手に紹介してもらう場合は、部屋を見てから決めるとよいです。
4、乗り合いタクシーは、送迎含め、長距離バスより早いです。ルートにもよりますが、長距離バスの半分くらいの時間で、到着することもあります。
5、デメリットは、長距離タクシーは、普通車で、4人集めて出発するので、同乗者を待たなくてはなりません。4人分のリ料金を支払えば、チャーターすることができます。
6、長距離バス料金より、タクシーの方が、5CUCほど高いことが多い。
乗り合いタクシーの予約方法と探し方
乗り合いタクシー(タクシーコレクティーボ)は、ホテルや民泊で予約できます。
民泊等で、予約できない場合は、長距離バスターミナルに行ってみましょう。大抵、近くに、客引きがいるので、予約するとよいです。
客引きに直接交渉するのは、ちょっと不安ですが、長距離タクシーの基本料金は決まっていて、人数で割るので、ぼったくられるようなことはないです。事前に、バス料金を調べて、プラス5CUCくらいなら、妥当と考えてよいです。
なお、客引きは、それ専用の人で、ドライバーは、他の人です。時間を指定して、ホテルにお迎えに来てもらうこともできます。
ハバナ、トリニダー、ビニャーレスは、観光客も多いため、タクシーコレクティーボは、問題なく予約できます。
乗り合いバス:ブスコレクティーボ
乗り合いバスとは
ハバナとリゾート地のバラデロ間は、乗り合いバス(ブスコレクティーボ)が出ています。
10人ほどが乗れる、小型のバスで、早いし、快適です。途中休憩は、1回です。
「BUS」は、「ブス」と読みます。
バラデロからハバナへの片道は、25CUCです。
バラデロ(Varadero) ⇒ ハバナ(La Habana)市内、または、ハバナ国際空港
バラデロにも空港があるので、ハバナに行く場合は、ハバナの国際空港を指定しましょう。
バラデロでの乗り合いバスの予約と乗り方
バラデロのホテルで、乗り合いバスの予約ができます。
前日までに、1日2便あるバスのどちらかを予約します。
午前のバスは、朝9時の出発です。大抵、2~3件のホテルを回り、お客を拾います。
途中1回の休憩をはさんで、ハバナに直行します。
予約の際にハバナの国際空港に行く旨を伝えておけば、乗り合いバスが、空港に寄ります。
到着は、お昼ごろになるので、余裕をもって、空港に到着できるようにしましょう。
長距離バスと夜行バス(Viazul)
ビアスール社(Viazul)の長距離バスルート
長距離の都市移動には、ビアスール社(Viazul)のバスを利用します。
ビアスールのバスは、大型バスで、主要都市を回ります。
外国人が使用できる交通機関で、外国からのインターネット予約が可能です。
実際に利用した区間:
トリニダー(Trinidad) ⇒ カマグエイ(Camaguey)
カマグエイ(Camaguey) ⇒ サンティアゴデクーバ(Santiago de Cuba)
サンティアゴデクーバ(Santiago de Cuba) ⇒ バラデロ(Varadero) 夜行バス
ビアスール長距離バスの予約方法
キューバ国内でもバスの予約ができますが、満席の場合もあるので、周遊コースが決まっている場合は、日本からオンライン予約をすることをお勧めします。
1、ビアスール社のサイトにアクセスします。(英語またはスペイン語の選択が可能)
希望のルート、日付・時間、空き状況を確認します。
2、バスを予約し、支払いを完了します。
USDとCUCは、ほぼ同じレートと考えてよいです。(2019年現在)
3、バウチャーを印刷して、乗車当日持参します。
以下の画像は、マイページの予約一覧サンプルです。
4、乗車の方法は、現地バスターミナルに、出発の30分くらい前に行き、受付にバウチャーを見せます。スタッフが座席券を発行してくれるので、それをもらいます。
5、預ける荷物がある場合は、荷物預け窓口に行きます。
荷物を預けたら、必ずチケットをもらいましょう。下車の際の受け取りに必要です。
荷物カウンターでチップを請求されることがありますが、預入は、料金に含まれているため、必須では、ありません。
長距離バスターミナル情報
トリニダー
トリニダーは、バスターミナルが街の中心地にあるため、中心部のホテルに泊まっていれば、バスターミナルまで徒歩圏内です。
カマグエイとサンティアゴ・デ・キューバ
カマグエイとサンティアゴは、市内から、やや距離があるため、頑張れる人は徒歩も可能ですが、タクシー利用も、予定しておいてください。
バラデロ
バラデロのバスターミナルは、ダウンタウン(半島の付け根あたり)にあるため、ダウンタウンにに宿泊している人は、徒歩移動が可能です。半島の先端方面にあるリゾートホテルに泊まっている人は、市内の周遊バスや、タクシー利用が必須となります。
キューバ国内の異動手段 まとめ
キューバを個人で、陸路移動するには、乗り合いタクシーや長距離バスがあります。
近距離および中距離には、乗り合いタクシー、長距離には、バスがお勧めです。
距離と時間の節約を考え、より快適な旅行になるように、移動手段を選びましょう。
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