30代 若いときに変形性膝関節症を発症 膝の痛みを運動で予防

生活/日記

変形性膝関節症と言われたのは、30代後半。

若いときに発症して、20年が過ぎました。

膝の痛みを運動療法で予防することは大切です。

人工軟骨手術を受けることなく、回復した体験談を紹介します。

個人の体験談として、同じ症状がある方たちの、ご参考になればと思います。

 

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30代 若いときに変形性膝関節症を発症

膝の痛みは、30代後半

変形性膝関節症の診断を受けたのは、30代後半のことでした。

当時、狭い場所で立ち仕事をしていたせいで、膝に負担がかかったようです。

その時は若いので、歩くのが困難になるとは思ってもみませんでした。

膝が痛むと思いつつも、自己裁量で運動したり、動かしたりしていました。

しかし、どうにもおかしいと思い、とうとう、整形外科を受診しました。

 

整形外科で「変形性膝関節症」の診断

 

膝の側面図

膝の側面図

 

整形外科でレントゲンを撮り、診察を受けると「変形性膝関節症」とのことです。

レントゲン写真では、膝の内側の骨が、こすれたように見えます。

軟骨がすり減り、剥がれた軟骨が、痛みの原因です。

仕事が原因なので、両膝でした。

先生に「まだ、そんなに悪くないから」と言われ、治療を始めました。

と言っても、炎症止めの薬以外は、自力で治さねばなりません。

 

「あなたの年で、人工関節(軟骨)にしたら、死ぬまで持たない」と、医師に言われました。

「自前の関節を、なるべく長くもたせなさい」とのことです。

当時、人工軟骨の耐久性は、20年くらいでした。

 

30代など、若いときに、変形性膝関節症になった場合、自力で膝を守る努力が必要です。

人工軟骨は、人工のゴムのため、死ぬまでもたないはわかりますが、かなり、ショックでした。

いつまで生きるかはわかりませんが、平均寿命は、まだ先です。

生きているうちは、自分の足で歩きたいと考えるようになりました。

 

受診当時の症状と医師の指示

30代の受診当時は、膝の内側の骨のこすれているあたりと、膝のお皿の下が痛かったです。

膝のお皿の下があたりが、痛いのは、水が溜まっているせいです。

まず、炎症止めの薬をもらって、服用しました。

炎症があるうちは、安静ですが「座ってできる筋トレを始めるように」とのことでした。

最初は、ほとんど歩けず、毎日、不自由な思いをしていました。

 

変形性膝関節症 やってはいけないこと

変形性膝関節症でやってはいけないことは、

・・・肥満は大敵!太らないこと(当てはまる人のみ)

・・・階段を使わない(エスカレーターやエレベーターを利用する)

・・・重いものを持たない(買い物の荷物などに注意)

・・・正座をせず、椅子を使う

・・・和式トイレは不可、洋式に

・・・布団よりベッドで寝る

・・・炎症があるうちは、運動不可

 

炎症がおさまったら、足の筋トレを

座ったままでできる、太ももの筋力アップ

座ったままでできる、太ももの筋力アップ

 

・・・前太ももの筋力をつける(座ってできる筋トレをする)

・・・スクワットなど、軟骨がすり減る動きはしない

・・・水中ウォーキングなどの、膝に負担のかからない運動をする(平泳ぎ禁止)

・・・膝をひねらないストレッチをする

 

変形性膝関節症 発症から20年

仰向けでできる、太ももの筋トレ

仰向けでできる、太ももの筋トレ

 

発症後、最初の1年

変形性膝関節症と言われ、最初の1年は、ほとんど歩けませんでした。

駅までの10分程度の道のりに20分くらいかかり、駅のベンチで休憩。

電車で立っているのは苦痛なので、始発駅に行き、座席を確保。

膝が動かせないので、すり足で歩いていました。

 

以前、すり足で歩いているおじいちゃんたちを見て、どうしたのだろうと思っていましたが、自分同じことになって、思い知りました。

痛みがあると、足をあげて軽快に歩くことができません。

道路や歩道の少しの段差でも歩きづらく、日常の当たり前のことができず、消耗しました。

 

立っていると、膝に体重がかかるので、時間が経つと、だんだん、苦痛になってきます。

最初は、10分も立っていられず、すぐに座るといった感じでした。

個人差はありますが、私は、回復に時間がかかったのだと思います。

30分くらい連続して歩けるようになるまでに、1年くらいかかりました。

その間、前太ももの筋トレと、スポーツクラブで水中ウォーキングをしていました。

 

スポーツクラブのプールでウォーキング、膝に負担をかけずに運動
私のスポーツクラブ歴は、20年くらい。 そもそもは、膝を痛めて、歩けなくなったせいで、スポーツクラブに通い始めました。 プールで、ウォーキングをして、温浴施設で、広いお風呂に入るのが、足にもよいし、リラックスできました。 温水プールで歩く日...

 

 

発症後、2年目から8年目

変形性膝関節症発症後、2年目から、8年目くらいまでは、水中ウォーキングやアクアビクスで、足の筋力をつけるようにしました。

運動は、回復と予防に最適です。

最初は、プールに行くまでの道のりが大変でしたが、徐々に短時間の歩行は大丈夫になりました。

仕事も、座ってできる事務職に変え、階段は使わず、膝に負担がかからないようにしました。

 

見た目が若いので「階段で行きなさい」と言われることもありましたが、無理は禁物です。

最初、炎症があった数日間は、安静にしてましたが、たった数日でも足を使わないと、すぐに筋力が落ちます。

筋力はすぐに落ちますが、それを取り戻すには、何週間~何か月もかかってしまいます。

 

立っているのと同様に、長時間、座っているのも、苦痛でした。

30分から1時間ほど座っていると、膝が固まってしまい、伸ばせなくなります。

座ったまま、適宜、膝の曲げ伸ばしをし、固まらないようにします。

映画館など、2時間くらい座っていると、立てなくなるので、広い座席を選んで、静かに曲げ伸ばしをしていました。

夏の冷房など、膝は、冷えにも弱いので、年中、スパッツにズボン履きという状態です。

 

この数年間に学んだのは、身体の一ヶ所に故障があると、他の部分が、故障部位をカバーするということです。

膝に故障があれば、それを股関節など、別の場所が補うようです。

身体に、一部、悪いところがあれば、自然に他の部分が、バランスを取ろうとします。

身体はよくできてたもので、カバーしたり、自力で治ろうとするものなのだと、実感しました。

 

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発症後、9年目がら20年目

変形性膝関節症という診断を受けてから、9年ほど経った頃は、連続で、1時間以上、歩けるようになっていました。

温水プールでのウォーキングとアクアビスクは続けていましたが、水中と陸上での運動は、使う筋肉が違うので、予防のため、陸上の運動を始めました。

 

フィットネスクラブでのレッスン

・・・ヨガは、四つん這いになると、膝のお皿が痛いので、できる範囲で。

・・・ダンスエクササイズは、ハードなものや、膝に負担がかかるものは避けて。

・・・ジャンプや深く膝を曲げるものは、やらない。

・・・平泳ぎの形の足になるものは、注意する。

・・・エアロビクスは、足をかなり使うので、断念。

 

スポーツジムのスタジオレッスンなどを始めると、徐々に体力がついてきます。

あくまで、膝に負担をかけず、無理しない程度の運動にします。

運動しているときは大丈夫でも、後で、膝が痛くなったりするので、コントロールが必要です。

 

皆がやっていると、自分も同じようにと思ってしまうのが人情ですが、休む勇気も大事です。

若いときに、変形性膝関節症になった場合は、予防して、膝を長持ちさせる努力が必要です。

 

膝の痛みを運動で予防

軟骨がすり減る、膝の痛み

軟骨がすり減る、膝の痛み

 

運動療法で予防

変形性膝関節症は、運動療法で、改善させることができます。

膝の痛みを運動で予防し、足の筋力をつけて、悪くならないようにします。

 

メンタル面

メンタル面では、膝痛と上手に付き合い「できないことを数えない」という方法があります。

できなくなったことばかりに目を向けると、辛くなります。

時間がかかっても、できるようになったことを、喜んだ方がよいのです。

 

痛みに関して言えば、「痛い=辛い」と思うより「痛いだけ」と思った方が、心が痛みません。

・・・何もしないときは、痛くなくなった。

・・・暖かい季節の方が辛くないから、冷やさないようにしよう。

・・・動き始めは、膝がギシギシするけど、歩いているうちによくなってくる。

・・・歩行距離を伸ばし、新たなるエクササイズを加えよう。

 

痛みや不自由さと上手く付き合うには、よくなったことに目を向けるほうがよいです。

コツコツ運動するなど、努力は必要ですが、適切に自己管理すれば、良い方向に向かいます。

 

年齢と共に衰えが

年齢と共に、衰えはやってきます。

若いときに故障を抱えてしまい、10年、20年かけて回復した頃には、中年や老人になっています。

その年齢になれば、普通の生活をしていても、悪いところは出てきます。

本格的に衰える前に、運動で筋力アップし、衰えを、先伸ばしにしましょう。

膝の故障から20年が経ち、年齢と共に、予防の大切さを学びました。

 

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変形性膝関節症 回復と予防 まとめ

30代で変形性膝関節症と診断され、20年あまりが経ちました。

「あなたの年で人工関節(軟骨)にしたら、死ぬまでもたない」と言われたのを、思い出します。

変形性膝関節症になったら、やってはいけないこと守り、運動療法で予防に努めます。

将来、よりよい治療法や手術方法が出てくるかもしれませんが、自前の膝を、少しでも長持ちさせることは大切です。

 

発症から20年、人工軟骨の手術をせず、自前の膝関節を、もたせることができました。

このままいけば、もう少し、長く働いてもらえます。

若いときの故障は辛いですが、自分の身体と上手に付き合って、健康を保ちたいものです。

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