新型コロナ感染症で、職場内でも救急搬送される人が出始めました。
個人ができる感染予防と共に、職場での危機管理が重要になります。
濃厚接触者になった場合の職場復帰を考えてみます。
職場でコロナ感染者が出た
新型コロナ感染症が広がりを始めて1年半、とうとう職場の同僚の感染が確認されました。
週末に、メール配信があり、感染者が出たという報告を受けました。
月曜日に出社すると、当該社員の席に近い人たちは、帰宅させられ、自宅待機となりました。
会社に濃厚接触者はいなく、本人は、4日間休んでいたため職場での接触はなかったとされました。
メールの内容では、個人を特定できなかったため、週末、外出した人も多いはずです。
濃厚接触者ではないのに、自宅待機の必要性があるのかどうかわかりませんが、帰宅を命じられた人たちは指示は従いました。
当該社員が、休む前に具合の悪そうな様子を見せているのに、気付いた人もいましたが、大方の社員は、何も気づかず普通に仕事をしていました。
職場の危機管理
これだけ感染者が増えてくると、自分の職場でも感染者が出ることは、想定できます。
想定に基づいて、対策を練っておくのが、職場内の危機管理です。
しかし、会社は、想定に基づく危機管理ができていなかったようで、月曜日の朝の慌てぶりには、ちょっと驚きました。
以前、別の職場の他の階で感染者が出た時は、保健所が職場に来て、濃厚接触者を指定しました。
感染対策がされていた職場だったため、濃厚接触者に指定されたのは、職場で一緒にお昼を食べていた人だけになりました。
そのときに、昼食が一緒というのは、濃厚接触になる可能性があるものだと認識しました。
その後、オフィス全体の消毒が行われ、通常業務に戻りました。
当時に比べて、今は、1日の感染者数が、10倍に増えています。
当然、まさかのときのための対策は、練られているはずなのですが、職場によっては、予防・対策の意識が不足しています。
濃厚接触者になったら
濃厚接触者になった場合は、企業にもよりますが、2週間ほどの出社停止があります。
PCR検査を受けなくても、待機中に症状が出なければ、大抵、職場復帰できます。
検査枠が限られているため、検査を受けること自体がむずかしいこともあります。
濃厚接触者は、保健所の指導で認定されるので、それ以外の人は、基本的に普通にします。
どれだけの人を自宅待機にするかは、職場独自の判断もありますが、そもそも「テレワークにしない/できない」の場合は、多くの人を出社停止にするのはむずかしいです。
濃厚接触者がいない場合は、職場全体の消毒を行い、社員を復帰させます。
大抵の場合、濃厚接触者になっても、元気に家でじっと過ごし、出勤停止期間が過ぎることを待つだけです。
発熱外来から救急搬送
新型コロナに感染した社員は、発熱外来を受診して、救急搬送されたそうです。
すぐに入院先が見つかったのが、不幸中の幸いです。
週末前に受診していたのも、他者への感染を防ぐためには、よかったと思われます。
不幸にも搬送先が見つからなかったり、自宅待機を余儀なくされる人たちも多いです。
感染の広がりで、より身近になってきた新型コロナ。
初めて緊急事態宣言が発令されたときは、皆、自主隔離に近い状態で緊張していましたが、今は、普通に生活しています。
基本的な感染対策を怠らず、警戒しながら過ごしたいものです。




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