「10~20代の約半数、ほぼテレビ見ず、衝撃的データ」という記事がでています。
若者のテレビ離れは、加速していますが、今始まったことなのでしょうか?
若い世代は、やりたいことが沢山あります。
メディアに選択肢が増えた今、主体性を持って、メディアを視聴する年齢層が浮き彫りになりました。
10代 20代はテレビを見ない
若者のテレビ離れが、加速しています。
朝日新聞の記事を読むと、若い世代の半数が、ほぼテレビを見ない、とあります。
若者は、インターネットの普及により、ネットニュースを見たり、y-tubeを視聴することが多いため、テレビ離れが加速しています。
家族のテレビで、チャンネル権を争うより、自分のスマホで、友達と交流したり、好きな動画を見る方が楽しいです。
事実、y-tubeなどは、きちんとプロが編集したものより、普通の人がアップロードした、素人動画の方が好まれます。
放送作家や番組ディレクターの作ったテレビ番組より、自分と同じような素人が作った動画の方が、親近感がわくのです。
民法テレビには、スポンサーがつき、CMが流れるので、番組によってターゲット層があります。
子供向けの番組も多いですが、購買層は、やはり親の世代です。
30~40代くらいの子育て世代の方が、よりお金を使うということで、その世代の視聴者向けにCMを作っています。
熟年世代は、スマホ世代ではないため、よりテレビをみることが多いですが、徐々に購買欲が減り始める年代でもあるので、ターゲット層としては、むずかしいところです。
フリーダイヤルで電話注文できる日用品や家電、寝具などのテレビショッピングは、主婦や中高年向けです。
テレビ番組は、若手芸人や若手俳優を起用して、番組の若返りをはかり、視聴率をあげようとしていますし、出演者の世代交代で、番組の制作費を削ろうとします。
しかし、メディアの多様化で、今後もテレビ離れが加速しそうです。
テレビの普及とスマートフォン
昭和に、最初の東京オリンピックが開催された頃、テレビが普及し始めました。
テレビは、一家に1台だけ、あるものでした。
その後、テレビ小型化も進み、リビングや台所に、小型のテレビを置く家庭も増えました。
一家に1台のテレビは、家族団らんのときに見るもので、家族内のチャンネル争いもありますが、そこに家族のつながりがありました。
携帯電話が普及すると、家族内でも、だんだん、子供の交友関係がわからなくなりました。
子供がスマホを持つようになると、彼らがいつも何を見ているのか、わからなくなります。
子供の自由や選択権は増えましたが、親の管理は、行き届かなくなりました。
スマートフォンは便利ですが、子供に対する心配事も増えます。
子供時代に家族でテレビを見たのがよい思い出になったのは、過去のこと。昭和世代です。
テレビ離れと中高年世代
若いときが昭和世代だった人も、若い頃は、あまりテレビを見なかったようです。
小さな子供ならいざ知らず、10代~20代は、やることが色々ありました。
勉強や仕事、旅行や友人との交流。
若者は、暇だと感じることはなく、次々新しいことに挑戦します。
若い世代は「作られたテレビ番組」には、あまり興味がありません。
自分に主体性があれば、その主体性にフォーカスして、日々過ごします。
子育て世代は、主体性が、自分より家族や子供に移るため、自己満足より、より幅広い視点に考えが移ります。
中年世代を過ぎると、家族も離れていくので、また、自分を取り戻す年代になります。
しかし、その頃になると、なぜか、個々の主体性は失われ、また、自分のために生きようとは思わなくなります。
手のかかる子供がいなくなれば、仕事を再開したり、趣味を見つけることができます。
しかし、いつまでも、子供にかまける人たちも多いです。
年を取ると、年々、与えられるもの以外には、興味がなくなるようです。
結果、高齢になったときに、テレビを見ること以外に、何もすることがなくなります。
せめて、主体的に自分の見たい番組を選べばよいのですが、年をとると「自分で選択する」ということを忘れがちになります。
まとめ
「10代、20代の半数がほぼテレビを見ない。」という調査結果を見ると、若者のテレビ離れが加速しているように感じられます。
しかし、10代、20代がテレビを見ないのは、今に始まったことではありません。
若い世代は、やりたいことが沢山あり、主体性を持って生きています。
自分で物事を選択する世代なのです。
テレビ離れは、電子機器が増えた現代ならではですが、選択権の多い若者は、元々、与えられたものを受け取るだけの行為は、していなかったのです。
年齢を重ね、中高年や高齢になっても、主体性を持ち続けることはできます。
メディアひとつをとっても、選択権は、自分にあるのです。
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