【本】小さいことにくよくよするな 感想 心の平穏を保つヒント

コラム

むずかしい時代を生きるには、どうしたらよいのでしょう。

まわりに流されず、心の平穏を保つヒントは?

20年前に読んだ本「小さいことにくよくよするな」を読み返しました。

 

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小さいことにくよくよするな!

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、新年、2021年が明けました。

今年は、何を目標に過ごしたらよいのか、考えていると、ふと、思い出したのが、この本です。

 

「小さいことにくよくよするな! しょせん、すべては小さなこと」

著者:リチャード・カールソン 1998年6月初版発行(日本)

20年以上前の作品です。

 

当時、この本は、アメリカでベストセラーになっていました。

世界中で翻訳され、日本でも、翻訳本が、1998年に出版されたというわけです。

出版元のサンマーク出版は、自己啓発本やメンタルケアの本を多く出版しています。

 

「小さいことにくよくよするな!」は、人生の道しるべを探している人に、うってつけの本です。

100個のアドバイスは、毎日の生活に役立ち、思い立ったときに、どこからでも読めるように、構成されています。

この本に書いてあることの、いくつかを実践するだけで、心穏やかな気持ちになれ、ゆっくり生きることが可能になります。

新型コロナのせいで、毎日が不安です。コロナは小さなことではありませんが、日々、気持ちを落ち着かせ、生きている奇跡を感じるためにも、この本は役にたちます。

小さいことにくよくよするな!

 

しょせん、すべては小さなこと

「小さいことにくよくよするな!」のタイトルの続きは、「しょせん、すべては小さなこと」です。そして、「人生はただのテストさ」というサブタイトルがついています。

 

「Don’t sweat the small stuff and it’s all small stuff」

「Life is a test.  It is only a test.」

 

リチャード・カールソン氏は、冒頭、あるエピソードを紹介しています。

カールソン氏が新作の著書に、推薦文を書いてほしいと、著名な作家、ダイアー博士に依頼したところ、返事が来なかったため、推薦文は書けないことを出版社に伝えました。しかし、出版社は、無断で、前作の推薦文を、新作に引用しました。

それが発覚し、カールソン氏は、ダイアー博士に謝罪しました。ダイアー博士は、「穏やかに生きるために、以下の引用をいかそう」と書いてきました。

「小さいことにくよくよするな。すべては小さなことだ。」

 

カールソン氏は、何かが起こるたびに、「すわいち大事」だと反応し、あたふたとすると、「穏やかに生きられなくなってしまう」ということを、諭されたのです。

この件は、著名人の名前を、無断で本の推薦文に使ったので、本来、小さなことではありませんが、騒ぎ立てることは、適切ではないと示しています。

 

自分の生活を見まわしてみると、いかに、毎日、小さなことで騒ぎ立て、パニックに陥っているか、思い知らされます。人生の中で、本当の非常事態は、あまり、多くはないのです。

 

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心の平穏を保つためのヒント

本の中で、特に私が好きな章を、いくつかあげてみます。

せっかちで、あせりやすい人には、心の平穏を保つためのヒントになります。

この本を読んでから、20年経った今でも、教訓になっている言葉です。

実践するのがむずかしいときもありますが、思い出すと、心が休まります。

 

成功はあせらないひとにやってくる

悩んだり、競争したりするのは、なぜ?

成功は、不安にもかかわらず、つかむもの。

心の平和を持っていれば、欲望や願望、不安にとらわれず、目標に集中できます。

成功は、あとからついてくるものという、教訓です。

 

人生は不公平が、当たり前

人生は、いつも不公平?

「人生が公平だと、誰が言ったの?」

人生は、不公平が当たり前、それを受け入れると、自己憐憫や哀れみにとらわれず、努力で、自分を向上させることができます。

 

人が投げたボールをすべてキャッチすることはない

誰かに悩み事を打ち明けられると、それを受け止めなければと感じてしまいます。

誰かが、自分を誘い込もうとしても、そのキャッチボールに参加しなくてもよいのです。

こちらが餌にならなければ、相手は別の人を釣ろうとします。

その通りです!

自分勝手に、人を巻き込もうとする人を、かわしてもよいのです。

 

「あるがまま」に心を開く

ないものねだりではなく、「あるがまま」に心を開くことが大切です。

「人生をコントロールしたい、今とはちがうものにしたい」という欲望を捨てれば、人生が理想通りに進まなくても、心の平穏が保てます。

 

小さなことにくよくよするな まとめ

 

リチャード・カールソン氏の著書

「小さいことにくよくよするな! しょせん、すべては小さなこと」は、

長い年月が経っても、色あせない、人生を穏やかに過ごすためのバイブルです。

 

カールソン氏は、数々の名著を残され、若くして、お亡くなりになりました。

きっと、充実した人生を過ごされたことでしょう。

人生は、いつ終わるのかわかりません。

心の平穏を保ちながら生きられるように、あらためて、本を手元に置いて読み返しています。

 

小さいことにくよくよするな!

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