半沢直樹、プロット・セリフ・演技力で社会現象に、立役者は頭取

映画/ドラマ

最終回の「半沢直樹」おもしろかったですね。

今回のシリーズの後半、「銀行と政治家の不正を暴く」というところは、プロットが、よくできています。

演技達者な俳優たちの、ちょっとオーバーアクションな演技も、よかったですね。

「半沢直樹」を、時代劇に例える人がいるのも、うなずけます。

 

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前半と後半

今回のシリーズは、前半と後半の、2本立てのストーリーです。

前半の方は、賛否両論ですが、後半の、半沢が出向から銀行に戻り、次長というポジションで、航空会社の再生にかかわるあたりからは、ちょっとリアルさが出てきます。

航空会社の再建が、一筋縄ではいかないのは、過去の銀行の不正、政治家の汚職のもみ消しなどがあるからです。

半沢たちは、真相を突き止めようとしますが、次々に、新しい問題が出てきます。

 

交錯する人間模様

会社員には、上下関係があるからこそ、パワハラのようなことも起こります。

それにも関わらず、半沢は、強気で切り込んでいき、経営サイドにも、モノ申します。

これは、現実世界では、あまりないからこそ、半沢を、応援したくなってしまうのでしょうか。

 

プロットの中に見え隠れする、「捨てる神あれば、拾う神あり」とか、「昨日の敵は、今日の友」といったところも、おもしろいです。

たとえ、利害が相反していても、目的のために手を組んで、共通の敵を倒そうとしたりします。

 

半沢を信頼して、サポートし続ける同僚や後輩たちも、ついていく姿がブレないので、彼らに共感するのでしょう。

そして、過去の因縁も、徐々に明らかになっていきます。

 

やられたらやり返す

やられたらやり返す、倍返しだ」が有名になりましたが、上司に楯突いたり、不正を正したり、ドラマでないと、なかなかやれないものです。

しかも、全部、口に出して、言ってしまっているし・・・

根回しなどせずに、直球なところが、ときにスカッとするし、失笑するところでもあります。

 

長い物には巻かれろ」的な人が多い中、やり返すというのは、相当にエネルギーがいります。

何倍にもして返す、というのは、相当なバイタリティがないと、できません。

恩返しさえも、なかなかできないものです。

 

最後に頭取が・・・

直球の半沢と比較して、頭取は、自分では、あまり口を開かずに、重要な決断をし、裏では、必要な情報を集めるべく、部下たちに指示を出していました。

終盤、明らかになるのは、頭取が、何年もかけて、合併後の銀行内の融和に尽力し、過去の不正融資の真相を、探っているということでした。

 

頭取は、「自分が責任を取る」と言ったことを実行し、信頼できる部下に、後を引き継ごうとしました。

また、「土下座はやりすぎ」と言った点も、よかったです。

頭取のような人こそ、人の上に立つべき、と感じます。

 

まとめ

半沢直樹、紆余曲折ありましたが、悪徳政治家を追放し、銀行の不正を正すという意味では、一件落着!

今後、「半沢直樹自身」が人の上にたったら、直球と変化球を使い分け、見えない玉を投げられるのか、見たいものです。

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