上野動物園のシャンシャンは、2022年12月まで、日本に滞在することになりました。
白黒のボディが愛らしいパンダは、世界中で人気です。
日本の歴代パンダと、世界で見たパンダを振り返ります。
パンダのシャンシャン 中国への返還が延期
上野動物園のパンダのシャンシャン、中国への返還が2022年12月まで延期になりました。
新型コロナで、中国に返還する際に、職員が同行できないことが、延期の理由です。
シャンシャンは、2歳のときに、返還される予定でしたが、延長され、昨年からのコロナのため、再延長になっています。
もうすぐ5歳になるシャンシャンは、上野で愛らしい姿を見せてくれることになりました。
歴代パンダ、初来日はランランとカンカン
中国から、パンダが日本に来たのは、1972年です。
日中友好の懸け橋として、ランランとカンカンが、上野動物園にやってきました。
当時のパンダフィーバーはすごかったです。
ランラン、カンカンを一目見ようと、パンダ舎の前には、長蛇の列ができました。
当時は、群衆がすごかったので、見るのを諦めたひとも多かったようです。
数年後、上野動物園で、ランランとカンカンを見ましたが、ガラスの向こうに、パンダが小さく見えたという感じでした。
来日した上野動物園のパンダは、とても大切にされていて、日本での繁殖も期待されていました。
しかし、ランランもカンカンも、若くして亡くなってしまいました。
亡くなった5年後くらいに、知り合いの中国人に「日本に行くパンダは、何で、皆、死ぬんだ?」と言われました。
ランランもカンカンは、突然の病死が理由ですが、2頭が、相次いで亡くなったのは、悲しい限りです。
その後、フェイフェイやホァンホァンが来日し、トントンやユウユウが生まれました。
来日パンダと、日本生まれの歴代パンダの成長を見守るのは、楽しかったです。
世界のパンダ、アメリカ サンディゴ動物園
日本以外で、パンダを見たのは、アメリカ、カリフォルニア州のサンディゴ動物園でした。
サンディゴ動物園でも、パンダは人気で、パンダ舎の前には、長蛇の列ができていました。
パンダは、寝ていることも多いのですが、サンディゴ動物園のパンダのうちの1頭は、好奇心旺盛でした。
座ったままお客さんの方に顔を向けて、片腕を岩に乗せたり、舌をペロッと出したりして、ポーズを取っていました。
お客さんは大喜びです。貴重な光景を見たことを憶えています。
中国 四川省のパンダ保護センター
中国、四川省のパンダ保護センターでも、パンダを見たことがあります。
パンダは、保護センターで、手厚く保護されています。
四川省は、元々パンダが生息している地域なので、動物園とは違い、自由な感じでした。
センターのパンダは、木に登ったり、転がって遊んでいて、結構、土まみれで汚れています。
最初は、パンダの白い部分が、茶色なのに、少々、びっくりしました。
彼らは、自然な環境の中で、のびのびと過ごしているようでした。
もちろん、繁殖は、人間が助けているので、子パンダたちの管理もされています。
パンダが2頭一緒に生まれると、1頭の生存率が低くなるので、母親と人間とで、2頭を交代で育てます。
個体数を増やすことを目指しながらも、なるべく自然に育てるというところがよかったです。
料金を払えば、子供パンダを抱っこすることができます。
まとめ
上野動物園のシャンシャンは、2022年まで、日本に滞在することが決まりました。
白のボディに黒の手足が愛らしいパンダは、世界中で人気です。
パンダは、保護されながら、平穏に暮らしていく道が開けています。
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