1982年公開の映画「E.T.」が地上波で放送されました。
懐かしい!
宇宙人のうちの一人が、地球に取り残されて、エリオット少年たちと、友情をはぐくむという映画です。
奇妙な裸の宇宙人の容姿も、話題になりました。
あらすじ
ある日、宇宙船が、アメリカのある町の丘に降り立ち、なぜか、それを察知した謎の人々が、宇宙人を捕獲しようとします。
逃げ遅れ、取り残された宇宙人が、隠れたのが、エリオット少年の家です。
「E.T.」(Extra Terrestrial)と呼ばれるようになった宇宙人が、「いいヤツ」だとわかり、エリオット三兄弟は、友達になります。
E.T.は、言葉を覚えて、自分の星に帰りたいと、意思表示します。
E.T.は、兄弟の協力を得て、何とか宇宙に電波を飛ばすことができますが、弱って倒れてしまいます。
宇宙人と子供と大人
異星人と子供たちは、次第に打ち解けあい、友達になるけれど、大人は違います。
最初に、宇宙人を捕獲しようとした、謎の人間たちは、何者なのかわかりません。
終始「無言」なので、ちょっと怖い!
家族のいない間に、家に侵入する人たちて、何者でしょう?
人間的な、エリオットのファミリーと、この謎の人たちの対比がすごいです。
弱ったE.T.を、隔離するのは当然なのだろうけど、体制側は、無機質です。
いつも、兄弟げんかをしていたり、友達の弟をからかったりしている子供たちは、最後には、一致団結して、E.T.を助けようとします。
スピルバーグの創造力
1980年代初めに、このストーリーを考えて、映画化した監督のスティーブン・スピルバーグは、やっぱり、すごい!
宇宙人に対する興味や警戒、一般家族の日常、SFファンタジーの世界、全部を取り入れた映画を、作っています。
当時から、ツボを心得た映画作りをしていたんだな~と、あらためて、感心しました。
宇宙船を造ることのできる宇宙人が「裸」というのが、なんか変な気もしますが、E.T.の顔に、かわいさと知性を見出せるのは、監督や制作人の力だと思います。
ジョン・ウイリアムスの音楽
ジョン・ウイリアムスの音楽もよかったですね。
感動を呼ぶ場面で流れる音楽! メロディが、頭から離れなくなります。
映画「ようこそ映画音響の世界へ(MAKING WAVES: THE ART OF CINEMATIC SOUND)」で、スピルバーグが、映画音響について、熱く語っていたのもうなずけます。
まとめ
30年以上前の映画でありながら、古さを感じさせない、SFファンタジー映画「E.T.」
もう一度観たい映画として、リクエストが多いのもうなづけます。
大事な人を引き留めたいという気持ちは、エリオットもE.T.も同じ。
でも、自分の居場所に戻っていきます。
お互いの友情に、ほのぼのとしました。
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