イギリスの裁縫バトル番組「ソーイング・ビー8」の放送されました。アマチュア裁縫名人を決めるため、出場者たちが、難解な課題に挑戦します。今回のシリーズは、記念すべき10シーズン目! 初回で行った課題をアップデートした服にも挑戦します。
ソーイングビー8
審査員は、ベテランデザイナーのエズメと、紳士服の専門家、パトリックです。
司会は、今回からリニューアル! 俳優兼コメディアンのキール・スミス・バイノーが務めます。






審査結果と順位
初回の課題をアップデート
・・型紙の課題はデニム生地で作る「Aラインのロングスカート」です。記念すべき10シーズン目では、第1回目の課題を、エズメとパトリックがアップデートしました。デニムにステッチを施して、ロング丈のスカートを正確に仕上げます。8個のボタンとボタンホールも、制限時間内に付けなければなりません。
・・リメイクの課題は、Tシャツ3枚を、全く新しいシルエットの形の服に、生まれ変わらせます。元がTシャツとは推測できないような、ワクワクする服が求められます。
・・モデルの課題は、カジュアルなワンピースです。デザインは自由ですが、カジュアルワンピースは、派手過ぎず、フォーマルでない服に、仕上げます。モデルへのサイズ合わせの腕が試されます。
型紙とリメイクの順位
1-9 パシャ:自然を愛するパシャは、歴史好きで、18世紀の舞踏会ようのドレスも縫います。
生地のチョイスがよいスカートは、完成しているようだが、ボタンホールがない。リメイクのスカートは、色の組み合わせはよいが、シンプルすぎる。デザインのよいグリーンのワンピースは、袖のふくらみもきれいだが、背中のシャーリングがゆるくなっている。
2-5 アレックス:コピーライターのアレックスは、自宅を改装し、屋根裏部屋を自分の部屋にし、週末にソーイングに勤しんでいます。
スカートは、ベルトの前端にミスがあり、緑のステッチもよいが、ボタンがない。マリン風でおしゃれなトップスとスカートのリメイクは、生地の使い方が上手い。ネックラインのダーツがよく出来ているワンピースは、裏地が短くて上に引っ張られている。
3-11 ローレン:パーティウェアが好きなローレンは、歌手のお母さんの衣装作りを見て育ちました。
スカートのステッチは、とてもきれいだが、ボタンもボタンホールもない。セクシーでフィット感のあるリメイクのスカートは、シンプルすぎる。裏地付きのワンピースは、フィットしているが、中の線が見えてしまい、カジュアルでなく、フォーマルな仕上がりになっている。
4-3 ジャネット:74歳のジャネットは、自分で縫った衣装でパートナーとのダンスを楽しみます。
赤とピンクの配色の素敵なスカートは、ボタンも付いているが、ベルトのステッチが、普通の糸。色や柄を上手に使ったトップスのリメイクは、首回りにゴムが入っているので、ネックラインがきれい。華やかな生地のワンピースは、第一印象はよいが、胸の下のギャザーが均等でなく、斜めにシワが入っている。
5-6 ルーク:ルークは、大学時代からドラッグクイーンの衣装を、デザインしながら縫いはじめ、姪にも服を作ります。
スカートは、ステッチもボタンも出来ているが、ウエストベルトのステッチが出来ていない。グラフィックアートっぽいリメイクは、組み立て方も巧で、ギャザーもよいが、切込みの周りが伸びている。生地のすばらしい、ワンピースは、とてもよくできているが、色の配色で、黒とのコントラストが強すぎる。
6-7 マーカス:補助教員のマーカスは、2020年に妻とソーイングを始め、ストリートウェアを縫っています。
スカートのステッチは正確だが、ボタンはひとつだけ。Tシャツを帽子に変身させたリメイクは、リバーシブルで、Tシャツっぽさがみじんもない。きれいに仕上がっているワンピースは、ボタンホールもよく出来ているが、前身ごろがちょっときつい。
7-2 カンファト:東アフリカのルーツに誇りを持つカンファトは、建築の知識を生かし、自分や子供達の服を縫っています。
スカートは、あと少しで完成だったが、ステッチがまっすぐでない。手の込んでいるリメイクのトップスの背中は、切込みと編み上げで素敵。1点もの生地が素敵なワンピースは、柄合わせも首回りの仕上がりもよいが、ヒップラインが丸みのあるシルエットになっていない。
8-8 エルサ:グラスゴーに移り住んだエルサは、クリエイティブな都会でモノづくりを学んでいます。
スカートのステッチはきれいだが、ボタンホールが大失敗。切り替えのあるリメイクのカーディガンはよく出来ているが、色の配色がイマイチ。ワンピースは、扱いずらいデニムの生地を選んでしまい、ギャザーやベルトなど、ミスが多い。
9-4 ジョージー:ジョージーは、ロンドンで7年間警察官として働いたのち、ワイト島に移住してDJをしています。
スカートのステッチは、出来・不出来に差があり、ベルトにも大きなミスがある。ミニのワンピースのリメイクは、クラブ風でよい。テーブルクロスを再利用したワンピースは、元の素材を生かしていて、とてもよく出来ているが、切りっぱなしの箇所がある。
10-12 ニール:ニールはレトロな衣装で、ミステリーツアーのガイドを務めます。腹話術も得意です。
スカートは、前立てのステッチ以外は間に合わず、生地に裂けめがある。体にフィットさせたワンピースのリメイクは、ややTシャツっぽさが残り、色使いもイマイチ。70年代風のワンピースは、生地もよいが、襟のところで他の生地を縫い込んでしまい、左右もバラバラで、裾の処理もできていない。最初の脱落者となった。
11-10 ドン:84歳の元科学者のドンは、やればできるという考えで、11人の孫も驚く、裁縫の腕を持っています。
スカートは、ボタンがなく、ウエストベルトのステッチもなく、未完成。2色の生地を組み合わせたトップスとスカートのリメイクは、トップスにもブルーの生地を使うとよかった。ブルーの生地がきれいなカジュアルなワンピースは、スカートの切り替えも素敵でフィット感もよいが、裾の処理ができていない。
12-1 スージー:ソーイング歴2年半のスージーは、リサイクルショップで生地を選んで、服を手作りします。
ピンクに赤の糸をあしらったスカートは、ウエストベルトのステッチ等、ミスが多く、最下位に。左右形が違うリメイクのトップスは、編み上げた紐が目を引き、丸い切り込みがしゃれていて、よく工夫されている。2色の布団カバーを再利用したワンピースは、ダーツの止まりが上すぎるが、カジュアルで、すばらしい出来。優秀作品に選ばれる。
スポーツがテーマ
・・型紙の課題は、襟付きで長袖のハーフジップのフリースのジャケットです。胸ポケットを付け、生地に切り替えを入れます。フリース生地の配色の腕が、試されます。伸縮性があるフリースは、難しい素材で、カバーステッチもきちんとかけなければなりません。
・・リメイクの課題は、クリケットのウェアを上下、または、ワンピースにリメイクします。アバンギャルドで、独創的なデザインが求められます。クリケットの道具も作品に加えて、立体的に仕上げます。
・・モデルの課題は、オリンピックをイメージしたユニフォームです。一目で、どの国のどんな競技かわかる服に仕上げます。動きやすいストレッチ素材を扱う腕も試されます。
型紙とリメイクの順位
1-11 マーカス:皆から生地をもらって色合わせをしたフリースジャケットは、ポケットもファスナーもきれいで、仕上がりがすばらしい。ウサギの耳のようなアレンジをしたリメイクの帽子は、服でない。一目でイギリスとわかるユニフォームは、仕上がりもすばらしく、チョークバッグもよいが、また上が少しきつそう。
2-9 ジョージー:オレンジのポケットが目を引くフリースジャケットは、全体には、上出来だが、ファスナーが上下が逆になっている。立体的なパーツを上手く使ったリメイクは、よく出来ているが、前のパッドがイマイチ。赤に黒のメッシュ生地を重ねたデザインのユニフォームはとてもインパクトがあり、複雑な作りだが仕上がりがよく、フィット感もよい。優秀作品に選ばれる。
3-4 ルーク:とてもきれいに出来ているフリースジャケットは、裾のステッチはきれいに出来ていて、袖口もよい出来。切りっぱなしを上手く使ったリメイクは、肩紐もたくみでよい。短距離選手のユニフォームは、素敵で、スペインらしくてよいが、伸びない生地で作ったので、フィット感がもう少し。
4-1 アレックス:フリースジャケットは、落としミシンがとてもきれいで、ファスナーも揃っているが、背中のアップリケのせいで、生地がデコボコになった。色々な素材を使ったリメイクのワンピースは、異なる質感の生地を上手くまとめていて、とても目を引く。陸上競技用のトップスのユニフォームは、短パンが海水パンツのようでイマイチ、且つ、国が推測できない。
5-5 パシャ:フリースジャケットは、色の組み合わせはよいが、配色に冒険心がなく、ファスナーはよい出来だが、裏こばステッチが反対になっている。前に三角形を作っているリメイクは、模様を上手く生かしているし、肩のギャザーも工夫している。脇の切り替えとポケットのよいユニフォームは、ぴったりフィットしていて、美しく縫い上げられている。
6-7 ローレン:色の組み合わせが鮮やかで楽しいフリースジャケットは、襟が揃っていなく、落としミシンもイマイチだが、上出来。襟と前立てを上手く使ったリメイクは、特大リボン付き。体操チームのユニフォームは、切り替えのデザインもよく、すばらしい出来。
7-3 スージー:きれいに縫えているフリースジャケットは、襟も揃っているが、袖口を処理していない。全体の形がすばらしいリメイクは、スカートが美しいシルエットを作っていて、裾のひらひらもよい。全体的にはとてもよい出来のユニフォームは、切り替えの位置がずれている。
8-6 ドン:襟の位置の揃っていないフリースジャケットは、時間が足りなく、裾がジグザグミシンになっている。かかしっぽいたたずまいのリメイクは、編み込みが素適で、大胆な作り。ゴルフウェアは、かっこよく、スカートがフィットしているが、どこの国かわからず、トップスを仕上げる時間が足りなかった。
9-2 エルサ:裾と袖口が縫えていないフリースジャケットは、未完成。生地の裏側を、あえて表に使っているリメイクは、襟のタートルネックも素敵。ゴルフウェアは、トップスのフィット感がよく、スカートのプリーツもよいが、仕上がりがイマイチ。
10-10 カンファト:フリースジャケットは、襟に裏コバステッチをかけているが、ミスがあり、表に糸が見えていて、袖のカバーステッチがかかっていない。両袖を取ったリメイクは、ドラマチックに変身していない。襟が大失敗してしまったユニフォームは、細かいところにもミスが多い。今回で脱落。
11-8 ジャネット:ファスナーが平行でないフリースジャケットは、ポケットに裏地を付けたため、型紙の指示に従っていなく、肩の縫製も失敗。セーターをスカートにつなげたリメイクは、ワクワクする服ではない。体操のユニフォームは、色や形が期待通りだが、袖がフィットしていない。
ホリディがテーマ
・・型紙の課題は、古いテーブルクロスで縫うブラウスです。刺繍を上手く配置して、効果的な柄合わせをします。配置のセンスと、裁断の腕が試されます。襟ぐりのバイアステープは、見えないように付けます。
・・リメイクの課題は、船で使われるアイテムを使って、ホリディ用のバッグを作ります。実用的で、見た目の楽しいバッグをデザインします。ロープは必ず使い、縫いにくい素材を上手に扱います。
・・モデルの課題は、高級リゾート地のコートダジュールにふさわしい服を作ります。リゾートで着られるゆったりとした服やパンツを、モデルに合わせてフィットさせます。
型紙の順位は1位が二人、リメイクの順位
1-3 エルサ:刺繍を引き立てる配置のブラウスは、ソーイングの質もトップクラスで、見事。リメイクのショルダーバッグは、前の細い紐を縛ると、バッグの形を変えられて、すばらしい。コートダジュール風の手の込んだパンツは、目が釘付けになるほど、エレガントで美しく、縫製も見事。優秀作品に選ばれる。
1-2 ルーク:刺繍をアシンメトリーに配置したブラウスは、縫い方も上手で、高評価。ねじったロープをあざやかなオレンジのバッグにあしらったリメイクは、よく考えられている。メンズの上下は、コートダジュール風ではなく、パンツのフィット感もイマイチ。
3-1 アレックス:ブラウスはよく出来ていて、袖に刺繍があって華やかだが、身ごろにもっと刺繍がほしい。リュックにもトートバッグにもなるリメイクは、ロープの使い方も色使いも鮮やか。コートダジュール風のストライプのジャンプスーツは、ストライプがビーチに合っていて、すばらしい出来。
4-4 ジョージー:身ごろの刺繍が素敵なブラウスは、刺繍の色合わせが上手くいっていない。持ち手にロープを使ったナイロンバッグには、ロープをクルクル巻いた財布が付いている。むずかしい生地を選んだ上下は、縫製にやや粗があるが、ホリディ風の仕上がり。
5-5 パシャ:ブラウスは、きちんと縫えているが、淡い色の刺繍なので、地味な印象で、手術着のよう。アヒルの顔をアレンジしたリメイクのバッグは、手の込んだつくりだが、ロープは少ない。コートダジュール風のパンツは、エレガントですばらしいが、トップスが最悪。
6-7 ローレン:全体的によくできているブラウスは、バイアステープが表に見えていいて、襟ぐりが指示通りではない。ロープの使い方に遊び心のあるホリディバッグは、とても楽しい仕上がり。コートダジュールというより、リオデジャネイロ風のシフォンのトップスとパンツは、インパクトがあり、パンチもあるが、バストの横がややゆるく、股繰りはきつめ。
7-6 スージー:ブラウスが左右対称なのはよいが、バイアステープが表に見えているミスがあり、裾がよじれている。おしゃれなリメイクのバッグは、ロープの使い方もよい。コートダジュールの風を感じる上下は、課題の指示を捉えていて、スカートはよく出来ているが、トップスが仕上がっていなくて残念。
8-10 ジャネット:ブラウスは悪くない出来だが、テーブルクロス以外の生地を使って、指示通りではない。肩掛けバッグは、作りが単純で、肩のロープが長すぎる。上下のツーピースは、コートダジュール風ではなく、ボタンホールも未完成。今回で脱落。
9-9 マーカス:ブラウスは、襟ぐりのバイアステープはよく出来ているが、片方の袖の付け方が反対で、もう一方の袖は、未完成。ロープを肩紐に使ったリメイクのリュックは、口の部分をロープで絞れなかった。コートダジュールにふさわしい、ひだ飾りのトップスとプリーツのスカートは、フィット感もすばらしいが、裾がイマイチ。
10-8 ドン:美しい刺繍を上手く配置したブラウスは、袖の縫い合わせ方が逆で、細長い袖になってしまった。リメイクのリュックは、カラビナが付いていて、ロープで長さを調節できる作りになっている。モデルの課題は、パンツはエレガントで、とてもよく出来ているが、トップスが突貫工事になっている。
リユース・リデュース・リサイクル
・・型紙の課題は、端切れで作るバッグです。オーガンザの生地で、バッグの外側を縫い、中に端切れを詰めて、キルティングステッチをかけます。端切れの配置や厚みに気を付けながら、バッグの外側を作り、内側のファスナーも、完璧に仕上げなければなりません。
・・リメイクの課題は、古着を5着まで使って、全く新しい服に生まれ変わらせます。斬新なリメイクの服は、同系色でまとめることが条件です。
・・モデルの課題は、ウェディングドレスを、素敵なパーティドレスに変身させます。ドレスを解体して、染め直し、新しい服に作り変えます。レースや袖など、元のパーツを、パーティドレスにあしらいます。
型紙とリメイクの順位
1-1 パシャ: 赤いハートが目に飛び込んでくるキルティングバッグは、厚みが均一で、蓋の形も整っていて、とてもよい出来。コルセットのトップスのパーティドレス風リメイクは、ドラキュラの妻みたい。黒に染め直したドレスは、肩にリボンが付いていて、ウエディングドレスっぽさもなく、縫製もよく、フィットしているが、裾の処理が時間切れ。
2-4 エルサ: 縞模様とブルーの配置のよいバッグは、厚みもよく、上出来だが、ループは、もう少し上に付けるべき。リメイクは、トップスの形がおもしろいリメイクは、シャツで作ったスカートが、ねっじったりの工夫がされている。金具を使ったドレスのリメイクは、発想はよいが、ウエディングドレスっぽさが残ってしまい、斬新なパーティドレスとはいえない。
3-6 アレックス: キルティングバッグの端切れの並べ方はとても上手く、厚みもよいが、蓋の形が微妙にゆがんでいる。中綿入りのスカートとタイトなトップスのリメイクは、組み合わせがよい。柄が素敵なパーティドレスは、ウエディングドレスの裾をそのまま使っていて、高評価な上、ドレスの下のウェアもよく出来ている。優秀作品に選ばれる。
4-5 ジョージー:目立つ色の生地を上手く配置したバッグは、ファスナーはきれいだが、マグネットボタンがはずれそう。片方の肩を出して、立体的な服に仕上がっているリメイクは、ウエストあたりのデニムが何かわからない。ミニ丈に仕上げたパーティドレスは、後ろの縫製を失敗し、裾も未完成。
5-2 ルーク: チャーム付きのバッグは、ファスナーを縫い込んでしまうミスがあった。ビスチェの周りに生地を配置したリメイクは、色も調和していて、形もよく、ジャケットをスカートの裾にしているのも上手い。ウェディングドレスを劇的に変身させたパーティドレスは、特徴的な袖が付いていて見事だが、スカートがタイトだと、なおよかった。
6-9 マーカス: バッグの生地を縦じまに配置したのはよいが、厚みがなさ過ぎて、オーガンザが透けてしまっている。着物のような形のリメイクは、生地を巧みに使っているが、何色の服かよくわからない。妻のウエディングドレスをメンズウェアに仕立て直した服は、元のボタンを後ろに持っていったのはよいが、パンツのボタンが付いていなく、仕上がりにも難がある。
7-3 ローレン: ピンクのバッグは、全部ピンクだけ、ファスナーがスムーズに開かない。シャツの使い方が巧みなピンクの上下のリメイクは、上手にパーツを組み立てている。ピンクのドレスは、立体的なスカートが形くずれしないように止めてあり、まさにパーティドレスだが、バックに裏地が見えるという、小さなミスがある。
8-7 スージー: バッグの柄は素敵だが、あまり調和していなく、キルトステッチが曲がっていて、ファスナーが生地を噛んで、開かない。トップスとスカートのリメイクは、黄色に統一されていて、上手く作り変えられている。ノースリーブのミニドレスは、柄も形もすばらしいが、縫製のミスと穴がある。
9-8 ドン:生地が素敵で、キルティングがよいバッグは、ファスナーや蓋がきちんと付いていなく、ミスが多い。赤を基調にしたリメイクは、背中の編み上げはドラマチックだが、他にも、もっと手を加えた方がよい。ドラマチックな赤のドレスは、元の形から変わっていてよく出来ているが、スカートがフィットしていなく、ファスナーとギャザーにもミスがある。ドレスで挽回できず、今回で脱落。
テーマはインド
今回は、「フリア・カーン・チャンダリー」をゲスト審査委員に迎えて、インドのファッションを再現する課題に挑戦します。
・・型紙の課題は、インドの初代首相ネルーにちなんだ、ネルージャケットです。ネルージャケットは、立ち上がった襟を持つ、かっちりとしたジャケットで、世界的に人気があります。張りのある、しっかりした生地が向いているので、生地選びが大切です。
・・リサイクルの課題は、インド原産の、マドラスチェックのシャツとキャラコの生地で、魅力的な夏服に作ります。2種類の生地を上手く組み合わせて、個性的で着られる服に仕上げます。
・・モデルの課題は、インドのサリーから着想を得て作るドレスです。型紙や技法は自由ですが、民族衣装のサリーから、着想を得ていることが、わかるようにしなければなりません。プリーツやドレープをあしらった、今風の服が求められます。
型紙とリサイクルの課題
1-8 アレックス: よい生地を選んだネルージャケットは、襟の中心も指示通りで、ほぼ完ぺきに仕上がっていて、審査委員から高評価。マドラスチェックのリメイクは、キャラコを使っていないため、キャラコを使って、もっとボリュームを出した方がよかった。ドレープのきれいなサリーをあしらったドレスは、もっとボリュームがほしいし、スカートのボックスプリーツは、サリーらしさない。
2-4 マーカス: ミリタリー風の生地選びに成功したネルージャケットは、襟の位置合わせにミスがある。着やすそうなリメイクのワンピースは、他の人と比べて、インパクトに欠ける。素敵な生地のドレスは、スカーフを取り入れていてよいが、サリーらしさに欠けていて、脇が縫えていない。
3-3 ルーク: おおむね上手く仕上がっているネルージャケットは、襟の処理を間違えた。キャラコ上手く生かしたリメイクの服は、トップスの模様もよいが、スカートのひだ飾りがトップスにもあると、もっと一体感が生まれた。ピンクのミニドレスに黒のサリーを組み合わせた、ドラマチックなドレスは、マグネットで止め方でサリーの形を変えられて、高評価。
4-5 エルサ: ネルージャケットは、かなり苦戦して、裾と箱ポケットにミスがある。リメイクは、ショートパンツにおもしろみがないが、トップスの脇の切り替えはよく、実際に着られそう。オレンジのシルクの現代的なドレスは、独創的で発想がすばらしく、パルー垂らした感じをを連想させ、プリーツも素敵。ドレスは、スコットランドのプリーツとサリーを融合させたデザインも高評価で、優秀作品に選ばれる。
5-2 パシャ: インド映画にぴったりのブロケード生地のジャケットは、よく縫えているが、ボタンが付いていない。ドラマチックなリメイクの上下は、キャラコの生地を立体的に使っている。刺繍の生地が素敵なミニドレスは、胸元の斜めの切り替えがよく、ゴールドの帯がサリーを体に巻き付けたようで、大変によい出来。
6-1 ジョージー: 襟がちょっと尖ってしまったジャケットは、仕上がりが雑。チェックとキャラコのコントラストのよいリメイクは、スカートを絞れる工夫があって上出来。サリーをリサイクルしたドレスは、刺繍が素敵だが、ドレスとの一体感とフィット感がイマイチ。
7-7 ローレン: 張りのない生地を選んだジャケットは、ネルージャケットっぽくなく、ポケットにもミスがある。パンツの形がおもしろいリメイクは、ウエストにミスがあり、マドラスチェックの使い方が、目を引かない。優雅なドレスは、サリーのイメージを連想させるが、完成しなくて残念。今回で脱落。
8-6 スージー: 扱いのむずかしいブロケード生地を選んだジャケットは、ポケットとボタンホールが上手く出来ていない。楽しい雰囲気のリメイクは、スカートはよいが、トップスのキャラコにもっとアレンジがほしかった。サリー風ドレスは、ディスコで着るのにぴったりなアイデアがあるが、未完成で、安全ピンが見える。
子供服
・・型紙の課題は、スパンコールのジャケットです。スパンコールの身ごろと、襟と袖口と裾のリブの配色に工夫して、縫いにくい素材の生地を、子供用のマネキンにフィットするように仕上げます。裏地を手縫いで留める技も試されます。
・・リメイクの課題は、ビーチタオルで作る動物のコスチュームです。タオルとフエルトで、どんな動物か、一目でわかるような、立体的で、楽しいコスチュームを作ります。
・・モデルの課題は、子供時代の写真をヒントにした服です。遊び心があって楽しく、フィットした服が求められます。写真をヒントに、デニムやベルベットなど、色々な生地で、作品を、キッズモデルに合わせます。
型紙とリメイクの順位
1-3 エルサ:白のスパンコールのジャケットは、色が調和していて、襟、ポケット、ファスナーなど、全体的に上出来だが、裏地の留め方がイマイチ。ダルメシアンのコスチュームは、垂れた耳がかわいく、手には、えさの骨を持っていて、色の組み合わせもよい。オーガンザを使ったグリーンのドレスは、キッズモデルにフィットして、高評価だが、小さな穴があくミスなどがあった。
2-2 アレックス:袖の色を変えたジャケットは、取り合えず完成はしているが、片方の袖の裏地にミスがあり、やや雑。ライオンのコスチュームは、たて髪にボーンを入れて、立体的に仕上げていて、楽しく、フィット感もよい。ベルベットのオーバーオールは、写真とそっくりで、手のかかったステッチが入っているが、脇の縫い目にずれがある。
3-6 マーカス:袖の色を変えたスパンコールジャケットは、色の組み合わせと配置がよいが、襟がずれていて、裏地を縫い留めていない。カエルのコスチュームは、目がかわいいが、丈が少し長い。宇宙服をヒントにした上下は、よく縫えているが、襟やワッペンに多少のミスがある。
4-1 パシャ:襟がきれいに縫えているジャケットは、表から見るとよく縫えているように見えるが、裏地の手縫いがよく出来ていない。ワニのコスチュームは、頭が立体的で、口と歯も見事で、背中のトゲトゲも高評価。ひだ飾りが沢山ついたワンピースは、配色がよく、女の子に似合っているが、ひだ飾りがひとつ多い。ワニのコスチュームが優秀作品に選ばれる。
5-7 ジョージー:ピンクの裏地の配色が上手い、シースルー風ジャケットは、目立ってよいが、裏地の縫製がイマイチ。蝶々のコスチュームは、羽は上出来だが、身ごろが肩紐だけだと、するっと落ちそう。デニムを上手に組み合わせた子供服は、時間切れで、ステッチの不足と、縫製にミスがある。今回でお別れ。
6-4 スージー:ピンクのジャケットは、よい色で楽しい服だが、襟のリブが少し伸びていて、裏地が未完成。白鳥ドレスっぽいコスチュームは、工夫されていて、足も面白い。トップスのよく出来た子供服は、パッチワークのスカートの生地の配置に問題あり。
7-5 ルーク:スパンコールジャケットは、全体的によく縫えているが、襟の位置が合っていない大きなミスがあった。脱ぎ着のしやすい魚のコスチュームは、スパンコールをふんだんに使っていて、フードの目もよく、持っているバッグも高評価。レーシングスーツ風の子供服は、よく出来ているが、ポケットの位置がずれている
ランジェリー
・・型紙の課題は、女性用のパジャマシャツです。シャツ用の生地とパイピング用の生地を使って、襟を美しくつけて、パイピングの幅を均等に処理し、裾も同じ長さにします。5個のボタンもきれいに仕上げます。
・・リメイクの課題は、シェイプウェア(補正下着)とレースを使って、面白い作品を作ります。色々なレースをアレンジして、金具類も上手く利用することが求められます。
・・モデルの課題は、ビスチェドレスです。デザインは自由ですが、ワイヤーを入れたバストカップとボーンを使って、モデルにフィットさせます。上下のまとまりが大切です。
型紙の順位
1-2 アレックス:襟のおさまりがよく、パイピングと裾の処理もよいパジャマシャツは、ボタンホールもきれいで、全体的によい出来。テープを沢山使ったリメイクは、色の組み合わせもよく、ドラマチックで着られる服になっている。縫製の秀逸なビスチェドレスは、バランスもよく、インパクトもあり、よくフィットしているが、チュールが長すぎ。
2-1 パシャ:組み合わせのよい生地を選んだパジャマシャツは、パイピングも襟も裾も、全体的によく縫えている。ミニのワンピースのリメイクは、ドラマチックで、危ない感じで、よく出来ている。ヌードカラーに黒のレースを合わせたビスチェドレスは、バストカップも全体もよくフィットしていて、レースの縫製も上出来で、高評価。ドレスが優秀作品に選ばれる。
3-3 ルーク:配色のよいパジャマシャツは、襟も裾もよく、きれいに縫えているが、右の裾の方が長い。ロングのワンピースのリメイクは、コウモリみたいな袖がよいが、もっと金具を付けた方がよい。ビスチェドレスは、色もよく、全体には、よい出来だが、カップのプリーツに均一性がなく、カップが離れすぎている。
4-6 マーカス:パイピングの色を変更したパジャマシャツは、色の組み合わせはよくなったが、パイピングの幅が均等でなく、前の合わせが逆になっている。筋肉をイメージしたリメイクのトップスは、実用性はないが、面白い。ビスチェは、胸周りにフィット感がなく、ボディのパイピングもイマイチで、スカートとファスナーの付け方も雑。ドレスで挽回できず、今回で脱落。
5-5 エルサ:パジャマシャツは、襟と見返しの幅が合っていなく、前合わせも逆で、一番下のボタンにもたるみが出来ている。リメイクは、黒と白のワンピースはシェイプウェアをそのまま使ったようで、変化がない。ユニークなビスチェドレスは、ビスチェのサイズが合っていなく、縫製にミスがあるが、デザインはよい。
6-4 スージー:パジャマシャツは、襟と見返しが平らではなく、パイピングはよいが、片側の裾が短くなっている。黒と茶色を使ったリメイクのトップスは、胸のカップがずれてしまいそうで、スカートは面白味がない。パッチワークのビスチェドレスは、目にも楽しい服に作りあげらたが、フィット感はイマイチ。
ディーバ編
・・型紙の課題は、ティナ・ターナーをイメージした、フリンジドレスです。ミニのドレスはシンプルですが、全体にフリンジを縫い付けるのは、至難の業です。後ろのファスナーにフリンジを巻き込まないようにして、両方の段をそろえて、きれいに縫わなければなりません。
・・リメイクの課題は、アニマル柄の服を使って、ディーバが休日に着る、ラウンジウェアを作ります。アニマル柄の組み合わせが大切です。自宅でくつろげる服を着ていても、ディーバは、おしゃれです。
・・モデルの課題は、お気に入りのディーバが着る、華やかなステージ衣装です。遠くからでもよく見え、目立つ衣装が求められます。
型紙とリメイクの順位
1-5 ルーク:ピンクのフリンジドレスは、後ろのフリンジの段が揃っていて、首回りもきれいに縫えている。上下の色合いがイマイチのリメイクは、後ろのデザインが凝っていてよいが、くつろぐにはもうひとつ。レディガガの衣装は、複雑なビスチェの構造を上手に縫い、シンプルなボディスーツに鎧を重ねて、立体的で、目を見張る出来。ステージ衣装が、優秀作品に選ばれる。
2-1 エルサ:赤のフリンジドレスは、ファスナーが見えないようについていて、フリンジの縫い付け方も正確で、全体的によい出来。ウエスタン風のスカートとトップスは、組み合わせもよく、着物風の袖とフリンジも高評価。シャナイヤ・トゥエインをモデルにしたステージ衣装は、彼女らしさが明確に表現されていて、アニマル柄が象徴的で、手袋なども細かい工夫があってよいが、遠くから見ると存在感がもうひとつ。
3-2 アレックス:フリンジドレスは、後ろのフリンジの段に若干ずれがあり、生地を引っぱったせいで、たるみが出来ている。ディーバの寝室にぴったりのリメイクは、色の合わせ方もよく、揃いのアイマスクも高評価。カントリー歌手のステージ衣装は、フリンジ等、よく縫えているが、ボタンを付ける時間が足りず、細部にミスがあり、ステージ衣装としては地味。モデルの課題のミスで、準決勝には進めず。
4-3 パシャ:色の組み合わせのよいフリンジドレスは、フリンジの段が揃っていないところがあり、ファスナーにたるみがある。ビキニにショートパンツを合わせたリメイクは、トラ柄が透けて見えるのがおもしろく、後ろの紐のデザインも高評価で、付属の手袋もおしゃれ。ビヨンセをモデルにしたステージ衣装はドラマッチックで、ハーネスが立体的で、フィット感もよく、見事。
5-4 スージー:フリンジの縫い付け方がよく出来ているドレスは、ファスナーが見えていて、上の部分がめちゃくちゃ。リメイクのショートパンツと、緑のフリンジはよいが、お尻に裂けめがある。レディガガをイメージしたピンクのドレスは、インパクトがあり、細かい工夫もあるが、ソーイングに難点がある。
準決勝 カリスマデザイナー
・・型紙の課題は、スペインのデザイナー、クリストバル・バレンシアガにヒントを得た、ドレスを作ります。ふんわりしたシルエットを取り入れて、婦人服のデザインに革命をもたらしたデザイナーに敬意を表します。脇のマチ、カギホック、首の後ろのギャザー、ボタンホールなど、難解な指示にチャレンジします。
・・リメイクの課題は、ジャン・ポール・ゴルチエにヒントを得て、大量のネクタイを使って、新しい服を作ります。色や柄の組み合わせと、ネクタイらしさを出したデザインが求められます。
・・モデルの課題は、ココ・シャネルから着想を得たイブニングウェアです。伝統に縛られないシャネルをイメージし、インパクトのある作品を作ります。フィット感と、準決勝にふさわしい、縫製の技術が求められます。
型紙とリメイクの順位
1-2 パシャ:前身ごろもマチも上手く縫えているドレスは、きれいな落ち感がでていて、後ろも、カギホックもよく出来ていて、高評価。ネクタイで作ったトップスは、胸がフィットしていて、斜めにネクタイを配置したスカート部分も素敵で、メンファスナーで、脱ぎ着できるところもよい。1930年代のシャネルを彷彿とさせるエレガントなバイアスカットのドレスは、フィット感も抜群で、縫製も見事。優秀作品に選ばれる。
2-1 ルーク:マチ、カギホックなど、全体的によく縫えている型紙の課題のドレスは、多少の皺があるが、見事な出来。黒のネクタイを配置して作った生地で縫ったリメイクのドレスは、手の込んだ作りで、ファスナーで脱ぎ着できて、見事な出来。シャネルの特徴を捉えた、黒のミニドレスは、飾りやボタンがよいが、ドレス全体と白の襟が歪んでいる。
3-3 エルサ:袖のマチの向きを90度間違えたドレスは、ボタンの付け方も違うが、ギャザーの仕上がりはよく、まずまずの出来。ホルターネック風のトップスのリメイクは、交差した背中が魅力的で、ネクタイで編んだ脇もよい。白のギャザースカートとベストは、スカートのウエストのフィット感がイマイチだが、全体のシルエットがよく、シャネルの特徴を捉えている。
4-4 スージー:パーツの位置がよく出来たドレスは、大きなシワがあり、マチの出来が悪く、カギホックと、ボタンとボタンホールも出来ていない。後ろを斜めに配置したネクタイで作り、前身後の色の組み合わせもよいドレスは、ピンで止めている箇所が沢山あり、未完成。胸元のラインがきれいに縫えているドレスは、フィット感と全体的なシルエットがイマイチで、シャネル感も、もうひとつ。決勝には進めず。
決勝戦
・・型紙の課題は、オペラグローブです。フォーマルな場面着ける、肘まで隠れる手袋です。伸縮性のある生地で、左右対称に、指定された縫いしろの幅で縫います。マチを付ける細かい作業で、決勝戦にふさわしい難易度です。
・・リメイクの課題は、パーティグッズで、ちゃんと着られる服を作ります。テーブルクロスや、パーティの飾りで、目を引く、楽しい作品を縫い上げます。
・・モデルの課題は、イブニングウェアです。ドレーピングという、生地をマネキンに合わせる手法を利用します。独創的で、わくわくして、モデルにフィットする服が求められます。
型紙とリメイクの順位
1-2 ルーク:ゴージャスな模様の生地のオペラグローブは、全体的によく縫えているが、小さな穴を、手縫いでふさいだ。リメイクは、紙ナプキンをつなげた生地で作った服に大きな飾りを付けて、高評価。モデルの課題は、男性的な片側だけのジャケットに、ロングスカートを合わせたジェンダーレスなイブニングウェアで、タックやファスナーなど、縫製の技術も見事。ソーイングビーの栄えある優勝者となる。
2-3 エルサ:生地が素敵なオペラグローブは、縫いしろが広すぎて、指がきつく、左右が揃わなかった。リメイクは、旗飾りを巻きつけたドレスで、よく出来ているが、脱ぎ着ができないため、3位に。イブニングウェアは、スコットランドのタータンを大胆にアレンジした服で、独創的なデザインが高評価だが、フロント部分のタックがイマイチ。
3-1 パシャ:レースの手袋は、片方の親指を逆さに付けてしまい、同じものが二つできた上に、穴も空いてしまった。テーブルクロスをベースにしたリメイクのドレスは、キラキラ飾りが満載で、パーティにうってつけ。上半身がアシンメトリーなピンクのドレスは、デザインもよくモデルにフィットしているが、縫製に若干のミスがある。
ソーイングビー8の優勝者は、ルークになりました。モデルの課題で果敢に挑戦した姿が印象的で、最後の課題でも、審査委員の高い評価を得ました。本人の「自分が誇らしい」というコメントと優勝トロフィーで、ソーイングビー8を締めくくりました。
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